1984年3月3日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はVan Halenの"Jump"。Van Halenですが、初めてのヒット"You Really Got Me"以来この曲で5曲のTop40ヒットがありますが、これまでの最高が12位を記録した"(Oh) Pretty Woman"、初めてのTop10ヒットでついに1位獲得です。
2位は3位からアップ、Nenaの"99 Luftballons"。Nenaですが、ドイツ出身のロックバンド。ドイツでは2曲目のヒットですが、アメリカでは初めてのヒット。珍しいドイツ語のヒット曲です。
3位は4位からアップ、Cyndi Lauperの"Girls Just Want to Have Fun"。Cyndi Lauper、この曲がメジャーデビューシングルで、初めてのヒットがTop3入りです。
4位は5位からアップ、Michael Jacksonの"Thriller"。世界で最も売れたアルバム『Thriller』から、ついに7曲目のシングルカット曲としてタイトルソングの登場です。この時点でHot100にはまだ4週目で4位まで上がってきました。
5位は7位からアップ、John Lennonの"Nobody Told Me"。John Lennonの死後、1981年に最高位10位を記録した"Watching the Wheels"以来のヒット、Top5は同年に2位となった"Woman"以来となります。
この週2位はNenaの"99 Luftballons"。最高位はこの週の2位。年間チャートは28位。バンド唯一のヒットが大ヒットになりました。
Nenaですが、ドイツ出身のシンガー・ソングライターであり、彼女をリーダーとするバンド名でもあります。
デビューは1982年。ファーストアルバム『Nena』をリリース。アルバム『Nena』からは、まずはファーストシングル"Nur geträumt"がドイツでヒット、続いてシングルカットした"99 Luftballons"がこちらもドイツで初めての1位を獲得します。その後アメリカでもチャートを上昇、全世界的な大ヒットになります。
"99 Luftballons"にはドイツ語バージョンと英語バージョンがありますが、アメリカではドイツ語バージョンがチャートを上昇しました。アメリカでドイツ語の歌が大ヒットするのは珍しいですね。日本でもこのドイツ語バージョンが大ヒットしました。
Nenaのヒットは、アメリカではこの曲のみの典型的な一発屋で終わってしまいました。
バンド自体は80年代後半に解散してしまうのですが、Nenaはソロ活動を続け、2000年代に入ってから人気が復活、ドイツを中心にヨーロッパ各国で再びヒットを出すようになります。最近も活躍しているようです。
こちらがイギリスなどでヒットした英語バージョン"99 Red Balloons"です。
こちらは2000年代に入り、Nena人気が再燃してからのヒット、Kim Wildeとのコラボシングル"Anyplace, Anywhere, Anytime"です。この曲はカッコイイですよ。
今週 先週 song / artist
1 1 JUMP / VAN HALEN
2 3 99 LUFTBALLONS / NENA
3 4 GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN / CYNDI LAUPER
4 5 THRILLER / MICHAEL JACKSON
5 7 NOBODY TOLD ME / JOHN LENNON
6 2 KARMA CHAMELEON / CULTURE CLUB
7 12 SOMEBODY'S WATCHING ME / ROCKWELL
8 9 WRAPPED AROUND YOUR FINGER / POLICE
9 8 LET THE MUSIC PLAY / SHANNON
10 13 I WANT A NEW DRUG / HUEY LEWIS & THE NEWS
11 15 HERE COMES THE RAIN AGAIN / EURYTHMICS
12 6 JOANNA / KOOL & THE GANG
13 16 NEW MOON ON MONDAY / DURAN DURAN
14 10 AN INNOCENT MAN / BILLY JOEL
15 11 THAT'S ALL / GENESIS
16 22 FOOTLOOSE / KENNY LOGGINS
17 21 GOT A HOLD ON ME / CHRISTINE MCVIE
18 23 THE LANGUAGE OF LOVE / DAN FOGELBERG
19 20 YAH MO B THERE / MICHAEL MCDONALD & JAMES INGRAM
20 14 TALKING IN YOUR SLEEP / ROMANTICS
21 27 AUTOMATIC / POINTER SISTERS
22 19 OWNER OF A LONELY HEART / YES
23 25 THIS WOMAN / KENNY ROGERS
24 28 GIVE IT UP / KC
25 31 ADULT EDUCATION / DARYL HALL & JOHN OATES
26 17 RUNNING WITH THE NIGHT / LIONEL RICHIE
27 18 THINK OF LAURA / CHRISTOPHER CROSS
28 30 ALMOST OVER YOU / SHEENA EASTON
29 33 THE POLITICS OF DANCING / RE-FLEX
30 34 LET'S STAY TOGETHER / TINA TURNER
31 35 BACK WHERE YOU BELONG / 38 SPECIAL
32 36 RUNNER / MANFRED MANN'S EARTH BAND
33 38 NEW SONG / HOWARD JONES
34 39 HOLD ME NOW / THOMPSON TWINS
35 40 LIVIN' IN DESPERATE TIMES / OLIVIA NEWTON-JOHN
36 41 COME BACK AND STAY / PAUL YOUNG
37 24 MIDDLE OF THE ROAD / PRETENDERS
38 43 RADIO GA-GA / QUEEN
39 47 GIRLS / DWIGHT TWILLEY
40 - MISS ME BLIND / CULTURE CLUB
2位は3位からアップ、Nenaの"99 Luftballons"。Nenaですが、ドイツ出身のロックバンド。ドイツでは2曲目のヒットですが、アメリカでは初めてのヒット。珍しいドイツ語のヒット曲です。
3位は4位からアップ、Cyndi Lauperの"Girls Just Want to Have Fun"。Cyndi Lauper、この曲がメジャーデビューシングルで、初めてのヒットがTop3入りです。
4位は5位からアップ、Michael Jacksonの"Thriller"。世界で最も売れたアルバム『Thriller』から、ついに7曲目のシングルカット曲としてタイトルソングの登場です。この時点でHot100にはまだ4週目で4位まで上がってきました。
5位は7位からアップ、John Lennonの"Nobody Told Me"。John Lennonの死後、1981年に最高位10位を記録した"Watching the Wheels"以来のヒット、Top5は同年に2位となった"Woman"以来となります。
この週2位はNenaの"99 Luftballons"。最高位はこの週の2位。年間チャートは28位。バンド唯一のヒットが大ヒットになりました。
Nenaですが、ドイツ出身のシンガー・ソングライターであり、彼女をリーダーとするバンド名でもあります。
デビューは1982年。ファーストアルバム『Nena』をリリース。アルバム『Nena』からは、まずはファーストシングル"Nur geträumt"がドイツでヒット、続いてシングルカットした"99 Luftballons"がこちらもドイツで初めての1位を獲得します。その後アメリカでもチャートを上昇、全世界的な大ヒットになります。
"99 Luftballons"にはドイツ語バージョンと英語バージョンがありますが、アメリカではドイツ語バージョンがチャートを上昇しました。アメリカでドイツ語の歌が大ヒットするのは珍しいですね。日本でもこのドイツ語バージョンが大ヒットしました。
Nenaのヒットは、アメリカではこの曲のみの典型的な一発屋で終わってしまいました。
バンド自体は80年代後半に解散してしまうのですが、Nenaはソロ活動を続け、2000年代に入ってから人気が復活、ドイツを中心にヨーロッパ各国で再びヒットを出すようになります。最近も活躍しているようです。
こちらがイギリスなどでヒットした英語バージョン"99 Red Balloons"です。
こちらは2000年代に入り、Nena人気が再燃してからのヒット、Kim Wildeとのコラボシングル"Anyplace, Anywhere, Anytime"です。この曲はカッコイイですよ。
今週 先週 song / artist
1 1 JUMP / VAN HALEN
2 3 99 LUFTBALLONS / NENA
3 4 GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN / CYNDI LAUPER
4 5 THRILLER / MICHAEL JACKSON
5 7 NOBODY TOLD ME / JOHN LENNON
6 2 KARMA CHAMELEON / CULTURE CLUB
7 12 SOMEBODY'S WATCHING ME / ROCKWELL
8 9 WRAPPED AROUND YOUR FINGER / POLICE
9 8 LET THE MUSIC PLAY / SHANNON
10 13 I WANT A NEW DRUG / HUEY LEWIS & THE NEWS
11 15 HERE COMES THE RAIN AGAIN / EURYTHMICS
12 6 JOANNA / KOOL & THE GANG
13 16 NEW MOON ON MONDAY / DURAN DURAN
14 10 AN INNOCENT MAN / BILLY JOEL
15 11 THAT'S ALL / GENESIS
16 22 FOOTLOOSE / KENNY LOGGINS
17 21 GOT A HOLD ON ME / CHRISTINE MCVIE
18 23 THE LANGUAGE OF LOVE / DAN FOGELBERG
19 20 YAH MO B THERE / MICHAEL MCDONALD & JAMES INGRAM
20 14 TALKING IN YOUR SLEEP / ROMANTICS
21 27 AUTOMATIC / POINTER SISTERS
22 19 OWNER OF A LONELY HEART / YES
23 25 THIS WOMAN / KENNY ROGERS
24 28 GIVE IT UP / KC
25 31 ADULT EDUCATION / DARYL HALL & JOHN OATES
26 17 RUNNING WITH THE NIGHT / LIONEL RICHIE
27 18 THINK OF LAURA / CHRISTOPHER CROSS
28 30 ALMOST OVER YOU / SHEENA EASTON
29 33 THE POLITICS OF DANCING / RE-FLEX
30 34 LET'S STAY TOGETHER / TINA TURNER
31 35 BACK WHERE YOU BELONG / 38 SPECIAL
32 36 RUNNER / MANFRED MANN'S EARTH BAND
33 38 NEW SONG / HOWARD JONES
34 39 HOLD ME NOW / THOMPSON TWINS
35 40 LIVIN' IN DESPERATE TIMES / OLIVIA NEWTON-JOHN
36 41 COME BACK AND STAY / PAUL YOUNG
37 24 MIDDLE OF THE ROAD / PRETENDERS
38 43 RADIO GA-GA / QUEEN
39 47 GIRLS / DWIGHT TWILLEY
40 - MISS ME BLIND / CULTURE CLUB
そうですよね、アメリカでは英語以外の曲が大ヒットすることはめったにありませんです。特にドイツ語は珍しいです。
英語以外の大ヒットというと、
・もちろん坂本九の"スキヤキ"
・Mocedadesの"Eres Tu"
・Los Lobosの"La Bamba"
・PSYの"Gangnam Style" なんかが思い浮かびます。
この曲、日本でも大ヒットしました。ホント印象的な曲でしたよね。
日本でドイツ語の曲が大ヒットしたのは、この曲以外思い浮かびません。それだけ珍しい大ヒットでした。
そっかー、女性リーダーバンドといえばThe PretendersのChrissie Hyndeがいましたね。"Back on the Chain Gang"はなかなか良い曲でした。
Patty Smythといえば、90年代に入ってからDon Henleyとのデュエット"Sometimes Love Just Ain't Enough"の大ヒットがありました。
ヒットも頷ける曲だと思います。
私、何故か、英語バージョンが収録されているCDを持ってます。
どうして、英語バージョンなのかわかりませんが・・・。
基本リアルタイムのヒット曲には背をそむけていた当時の僕でさえ部分的とは言え覚えてましたから、印象的なヒットでしたね。
音時さんのところで歌詞も確認させていただきましたが、なかなか、あっちの人たちはブラック・ユーモアが上手いですよね。(^_^;
あえてシリアスな曲調にしなかったのが「粋(いき)」ですよね。
すごくパワフルでタイトルもウォリャー!なんて勇ましい曲、でしたよね?
スマイスもリーダーだったのかな?
ふさわしい歌声でしたが、残念ながらネーナ同様に一発でしたね?
女性リーダー、クリッシーが居ました。
こちらは妊娠出産復帰でしたかね?
ネーナもそういう路線だとまたファンが増えたかも…
ネーナ、アメリカではまさに典型的な一発屋でした。
2位の大ヒットのあとが全く続きませんでした。
ドイツのバンドというと、スコーピオンズが思い浮かびます。
そういえば、紅一点女性リーダーバンドは思い浮かばないですね。ブロンディのリーダーはデボラ・ハリーじゃなかったのですか。
ScandalのPatty Smythはいかがでしょう?
Elasticaの"Stutter"、初めて聞きました。カッコ良いロックですね。
男の居るバンドでの女性のリーダー、は他に聞いたことがないです。まして紅一点。
デビーハリーもフロントマンではありましたがリーダーはクリスステインですよね?
バンドの方向性も意思決定もネーナがやってそれで全米2位とはいやはや、しかも当時まだ二十歳そこそこですよね?立派に実業家であります。
94年ごろエラスティカという女性ボーカルがリーダーのバンドがありましたが(こちらはドラムが黒一点)、すぐにそのリーダーが妊娠して解散とか…。これぞ全英のノーフューチャーなのでしょうか?
ただしスタッターという曲は短くてカッコ良かったです、と無理やりでまたごめんなさい。
Nenaですが、バンドを解散して、1990年代に入ってからはしばらくヒットが出ない時期が続いたようです。2000年代に入ってから、ドイツやヨーロッパで再ブレイク、特に2000年代を通してヨーロッパでの大ヒットを連発していました。そんなところからも実力あるミュージシャンだったのがわかります。
そうですね、曲は良かったですが、ドイツ語の歌がコンスタントにヒットするのは難しいでしょうか。
"Anyplace, Anywhere, Anytime"はいい曲じゃあないでしょうか。お気に入りの曲です。
Nenaが2000年になってK.Wildeとコラボしていたとは知りませんでした。
K.Wildeもアイドル性先行でしたが、87年にRodのカバーでヒットした時はちょっと意外でした。
ドイツといえばScorpionsでしたが、MとかNenaも名前を連ねていますね。
「Anyplace, Anywhere, Anytime」・・・この曲は3rdアルバムに入ってた曲のセルフカバーですね。私も以前”好きな曲”で取り上げたんですよw 後から何でこんなのリストアップしちゃったんだろうと少し後悔していたんですが、星船さんが褒めてくれたので、挙げといて良かったと思うことができましたw
84年の頃も、2000年代に入ってからも、やっぱりルックスは良いですね。
そのルックスで、ドイツ語で歌っているところが魅力的です。
"Anyplace, Anywhere, Anytime"はお気に入りの曲です。
2月だから他の学生とは大して合わなかったけど、バイトや他の寮のヤツらみんなベストヒットUSAのビデオクリップを見ておりました。
アルバム借りたヤツ買ったヤツ、恐らくはネーナの画像目的だったでしょうね、私もです。
言われなかったらドイツのお姉ちゃんとは思わなかったのではないすかね?
顔からはドイツらしい強さは見受けられなかったですよね、他の部位からの主張は多いに我々をドギマギさせてくれましたけど、へへへ。
曲はシリアス、と音時さんのブログには驚かされましたが、あれだけポップてすと、ロックな聖子といった感じなので、真面目に聴かなくても良いかと思いますの。
なおドイツ語バージョンだから日本でも売れたのかも知れませんね。
ユーアンドアイインナリルトイショップ…これじゃ、おままごとみたいですよ全く。
あとキムワイとのデュエット、エニエニエニー見ました!
ネーナ若い!化粧とはいえ全力で若さキープの体つき!
サングラ外すとそこにはアジア系のお顔が…。コメント難しス。
そうでした、Tina Turnerの久しぶりの復活のTop40ヒットが上がってきていますね。
私はIke & Tina Turner時代のTina Turnerのことは知りませんでしたので、この曲"Let's Stay Together"が私がTina Turnerを聞いた初めてだったかもしれません。
女性アーティストのデビュー曲が相次いでTop3入りしましたが、この年の後半に大ブレイクするTina Turnerも30位で頑張っています。
T.Turnerのヒットとともに、プロデューサーのR.Hineも前年のFixxに続いて、大いに話題になりました。
そういえばこの週、新人女性ボーカリストのアメリカデビューシングルがTop3に相次いで入ってきました。この曲良い曲だったですが、イッパツヒットで終わって残念でした。今回初めて2000年代に入ってネーナが復活したのを知り驚きました。
なるほど!歌詞の意味が分かると邦題の「ロックバルーンは99」は意味不明ですね。なかなかシビアな歌詞にビックリです。
曲は良かったです。ドイツ語の歌も新鮮でした。
この曲は、タイトルに書いた3つの観点で当時大きな話題になりました。
ドイツ語、当時では珍しい反戦歌も話題でしたが、特に女性アーティストに関しては、今週はすぐ下にランキングされているC.Lauperとともに、米独の今後期待の女性アーティストとして取り上げられました。
結果Nenaは一発屋でC.Lauperはビッグになりましたが。
「ロックバルーンは99」と付けられた邦題はあまりにも意味不明です(^-^;。ネーナはルックスからもアイドルバンド扱いされていたかと思いますが、社会的な内容を持つこの歌なのはぜひその内容をしってほしいですね!