1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年8月29日付、この週も1位の交代がありました、2位上がって初めての1位はLos Lobosの"La Bamba"。"La Bamba"は元々はメキシコ民謡で、50年代にリッチー・ヴァレンスが歌って大ヒット。そのリッチー・ヴァレンスの自伝映画『ラ★バンバ』の主題歌をLos Lobosが取り上げ、再びの大ヒットになりました。Los Lobosですが、メキシコ系アメリカ人により結成されたロック・ポップグループ。初のTop40ヒットがNo.1獲得です。
2位は1週間の1位からダウン、Madonnaの"Who's That Girl"。"Who's That Girl"ですが、マドンナ主演の映画『Who's That Girl』主題歌。Madonnaですが、83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからまだ4年しか経っていませんが、この曲で14曲目のTop40ヒットで、12曲目のTop5ヒット、"Like a Virgin"、"Crazy for You"、"Live to Tell"、"Open Your Heart"に続く5曲のNo.1となりました。
3位は4位からアップ、Richard Marxの"Don't mean nothing"。Richard Marxですが、アメリカのシンガーソングライター。デビューアルバム『Richard Marx』からのファーストシングルがこの曲、デビューシングルが3位まで上がってきました。Richard Marxとしてはこの曲がデビュー曲ですが、ソングライターとして、Kenny Rogers with Kim Carnes and James Ingramの"What About Me?"の共作者に名前を連ね、私のブログにも登場済みです。
4位は1週間の3位からダウン、Suzanne Vegaの"Luka"。Suzanne Vegaですが、アメリカニューヨーク出身のシンガーソングライター。デビューは1980年代初め。ファーストアルバムはヒットしませんでしたが、1987年にリリースしたセカンドアルバム『Solitude Standing』からのセカンドシングルのこの曲"Luka"が初めてのTop40ヒットになり、3位まで上がる大ヒットになりました。
5位は7位からアップ、Debbie Gibsonの"Only in My Dreams"。Debbie Gibsonですが、アメリカニューヨーク出身のポップス歌手兼ミュージカル女優。1987年リリースのファーストアルバム『Out of the Blue』からのファーストシングル、デビューシングルのこの曲で、5位まで上がってきました。
この週3位はRichard Marxの"Don't mean nothing"。最高位はこの1週間の第3位。年間チャートは54位。デビューシングルが大ヒットとなりました。
Richard Marxですが、アメリカシカゴ出身のシンガーソングライター、プロデューサー。音楽活動を開始したのは1980年代になってから。まずは、ケニー・ロジャースのバックとして活動を始めます。
"Don't mean nothing"が初めてのヒット曲ですが、その前に、ソングライターとして名が知られます。その曲が、1984年に最高位15位を記録したKenny Rogers, Kim Carnes, and James Ingramの"What About Me?" 。私のブログにも登場済みです。こちらをご覧ください→→→
1987年になって、初のソロアルバム『Richard Marx』をリリース、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Don't mean nothing"です。曲の作者はもちろんRichard Marxと、ギタリストのBruce Gaitschの共作。
この曲、曲の冒頭からギターが入る、かなりロックな曲。ん?この特徴あるギターの音色、聞いたことがあるぞ、と思ったら、そうなんです、ギターはJoe Walshでした。彼のギターの音色は特徴がありますので、すぐにわかります。
そしてバックボーカルには、Randy MeisnerにTimothy B. Schmitが参加、なんとイーグルスの現・過去メンバーから3人のバックアップ、大物の雰囲気がいっぱいの期待の新人のデビュー曲でした。こういうロックな曲がTop40に入り、それも最高位が3位を記録、うれしいことでした。
今週 先週 song / artist
1 2 LA BAMBA / LOS LOBOS
2 1 WHO'S THAT GIRL / MADONNA
3 4 DON'T MEAN NOTHING / RICHARD MARX
4 3 LUKA / SUZANNE VEGA
5 7 ONLY IN MY DREAMS / DEBBIE GIBSON
6 10 I JUST CAN'T STOP LOVING YOU / MICHAEL JACKSON WITH SIEDAH GARRETT
7 8 ROCK STEADY / THE WHISPERS
8 16 DIDN'T WE ALMOST HAVE IT ALL / WHITNEY HOUSTON
9 11 IT'S NOT OVER('TILL IT'S OVER) / STARSHIP
10 12 CAN'T WE TRY / DAN HILL(DUET WITH VONDA SHEPARD)
11 6 I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR / U2
12 13 LOVE POWER / DIONNE WARWICK & JEFFREY OSBORNE
13 5 I WANT YOUR SEX(FROM "BEVERLY HILLS CUP Ⅱ) / GEORGE MICHAEL
14 19 DOING IT ALL FOR MY BABY / HUEY LEWIS & THE NEWS
15 20 HERE I GO AGAIN / WHITESNAKE
16 18 WHEN SMOKEY SINGS / ABC
17 17 LIVING IN A BOX / LIVING IN A BOX
18 9 HEART AND SOUL / T'PAU
19 25 TOUCH OF GREY / GRATEFUL DEAD
20 23 WIPEOUT / FAT BOYS(&THE BEACH BOYS)
21 26 I HEARD A RUMOUR(FROM "DISORDERLIES") / BANANARAMA
22 15 BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN / STEVE WINWOOD
23 24 GIVE TO LIVE / SAMMY HAGAR
24 31 I NEED LOVE / L.L. COOL J
25 33 WHO FOUND WHO / JELLYBEAN featuring ELISA FIORILLO
26 28 MARY'S PRAYER / DANNY WILSON
27 30 LIES / JONATHAN BUTLER
28 14 CROSS MY BROKEN HEART(FROM "BEVERLY HILLS CUP Ⅱ) / JETS
29 36 ONE HEARTBEAT / SMOKEY ROBINSON
30 37 LOST IN EMOTION / LISA LISA & CULT JAM
31 38 CARRIE / EUROPE
32 35 JAM TONIGHT / FREDDIE JACKSON
33 40 JUMP START / NATALIE COLE
34 22 SHAKEDOWN(FROM "BEVERLY HILLS CUP Ⅱ) / BOB SEGER
35 43 U GOT THE LOOK / PRINCE
36 21 RHYTHM IS GONNA GET YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
37 45 PAPER IN FIRE / JOHN COUGAR MELLENCAMP
38 46 WHO WILL YOU RUN TO / HEART
39 44 MAKING LOVE IN THE RAIN / HERB ALPERT
40 29 ALONE / HEART
2位は1週間の1位からダウン、Madonnaの"Who's That Girl"。"Who's That Girl"ですが、マドンナ主演の映画『Who's That Girl』主題歌。Madonnaですが、83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからまだ4年しか経っていませんが、この曲で14曲目のTop40ヒットで、12曲目のTop5ヒット、"Like a Virgin"、"Crazy for You"、"Live to Tell"、"Open Your Heart"に続く5曲のNo.1となりました。
3位は4位からアップ、Richard Marxの"Don't mean nothing"。Richard Marxですが、アメリカのシンガーソングライター。デビューアルバム『Richard Marx』からのファーストシングルがこの曲、デビューシングルが3位まで上がってきました。Richard Marxとしてはこの曲がデビュー曲ですが、ソングライターとして、Kenny Rogers with Kim Carnes and James Ingramの"What About Me?"の共作者に名前を連ね、私のブログにも登場済みです。
4位は1週間の3位からダウン、Suzanne Vegaの"Luka"。Suzanne Vegaですが、アメリカニューヨーク出身のシンガーソングライター。デビューは1980年代初め。ファーストアルバムはヒットしませんでしたが、1987年にリリースしたセカンドアルバム『Solitude Standing』からのセカンドシングルのこの曲"Luka"が初めてのTop40ヒットになり、3位まで上がる大ヒットになりました。
5位は7位からアップ、Debbie Gibsonの"Only in My Dreams"。Debbie Gibsonですが、アメリカニューヨーク出身のポップス歌手兼ミュージカル女優。1987年リリースのファーストアルバム『Out of the Blue』からのファーストシングル、デビューシングルのこの曲で、5位まで上がってきました。
この週3位はRichard Marxの"Don't mean nothing"。最高位はこの1週間の第3位。年間チャートは54位。デビューシングルが大ヒットとなりました。
Richard Marxですが、アメリカシカゴ出身のシンガーソングライター、プロデューサー。音楽活動を開始したのは1980年代になってから。まずは、ケニー・ロジャースのバックとして活動を始めます。
"Don't mean nothing"が初めてのヒット曲ですが、その前に、ソングライターとして名が知られます。その曲が、1984年に最高位15位を記録したKenny Rogers, Kim Carnes, and James Ingramの"What About Me?" 。私のブログにも登場済みです。こちらをご覧ください→→→
1987年になって、初のソロアルバム『Richard Marx』をリリース、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Don't mean nothing"です。曲の作者はもちろんRichard Marxと、ギタリストのBruce Gaitschの共作。
この曲、曲の冒頭からギターが入る、かなりロックな曲。ん?この特徴あるギターの音色、聞いたことがあるぞ、と思ったら、そうなんです、ギターはJoe Walshでした。彼のギターの音色は特徴がありますので、すぐにわかります。
そしてバックボーカルには、Randy MeisnerにTimothy B. Schmitが参加、なんとイーグルスの現・過去メンバーから3人のバックアップ、大物の雰囲気がいっぱいの期待の新人のデビュー曲でした。こういうロックな曲がTop40に入り、それも最高位が3位を記録、うれしいことでした。
今週 先週 song / artist
1 2 LA BAMBA / LOS LOBOS
2 1 WHO'S THAT GIRL / MADONNA
3 4 DON'T MEAN NOTHING / RICHARD MARX
4 3 LUKA / SUZANNE VEGA
5 7 ONLY IN MY DREAMS / DEBBIE GIBSON
6 10 I JUST CAN'T STOP LOVING YOU / MICHAEL JACKSON WITH SIEDAH GARRETT
7 8 ROCK STEADY / THE WHISPERS
8 16 DIDN'T WE ALMOST HAVE IT ALL / WHITNEY HOUSTON
9 11 IT'S NOT OVER('TILL IT'S OVER) / STARSHIP
10 12 CAN'T WE TRY / DAN HILL(DUET WITH VONDA SHEPARD)
11 6 I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR / U2
12 13 LOVE POWER / DIONNE WARWICK & JEFFREY OSBORNE
13 5 I WANT YOUR SEX(FROM "BEVERLY HILLS CUP Ⅱ) / GEORGE MICHAEL
14 19 DOING IT ALL FOR MY BABY / HUEY LEWIS & THE NEWS
15 20 HERE I GO AGAIN / WHITESNAKE
16 18 WHEN SMOKEY SINGS / ABC
17 17 LIVING IN A BOX / LIVING IN A BOX
18 9 HEART AND SOUL / T'PAU
19 25 TOUCH OF GREY / GRATEFUL DEAD
20 23 WIPEOUT / FAT BOYS(&THE BEACH BOYS)
21 26 I HEARD A RUMOUR(FROM "DISORDERLIES") / BANANARAMA
22 15 BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN / STEVE WINWOOD
23 24 GIVE TO LIVE / SAMMY HAGAR
24 31 I NEED LOVE / L.L. COOL J
25 33 WHO FOUND WHO / JELLYBEAN featuring ELISA FIORILLO
26 28 MARY'S PRAYER / DANNY WILSON
27 30 LIES / JONATHAN BUTLER
28 14 CROSS MY BROKEN HEART(FROM "BEVERLY HILLS CUP Ⅱ) / JETS
29 36 ONE HEARTBEAT / SMOKEY ROBINSON
30 37 LOST IN EMOTION / LISA LISA & CULT JAM
31 38 CARRIE / EUROPE
32 35 JAM TONIGHT / FREDDIE JACKSON
33 40 JUMP START / NATALIE COLE
34 22 SHAKEDOWN(FROM "BEVERLY HILLS CUP Ⅱ) / BOB SEGER
35 43 U GOT THE LOOK / PRINCE
36 21 RHYTHM IS GONNA GET YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
37 45 PAPER IN FIRE / JOHN COUGAR MELLENCAMP
38 46 WHO WILL YOU RUN TO / HEART
39 44 MAKING LOVE IN THE RAIN / HERB ALPERT
40 29 ALONE / HEART
そーかー、イーゴゥズ絡みとなればヒットは約束されたようなもんだし、大物に曲提供していれば根回しもお手のもの、んでフィーチャーはウォルッシュ?となればここから4曲ストレート!なんてすかな?
私はその2、その3はスゴく萌えますです。
このようなロック系の男性ソロアーティストのデビューヒットは久しぶりですね。
84年のC.Heartはここまでロック系ではなかったですし、80年のC.CrossはAOR系でしたから。
J.Walshがバックでギター弾いたり、R.MeisnerやT.B.Schmitがバックコーラスをしたり、と期待の大きさが表れています。
その通りのビックヒットでした。
デビュー曲から、いきなりショービジネスへの皮肉、批判です。また、このタイトルについては米国のハイスクールの先生に怒られるそうです。"Don't Mean Nothing"の隠れた主語は"It"だろうから、"doesn't"となるべきところを"don't"となっているのが、英語の先生がおかしいっていうところかな。
新人ながら大物の雰囲気満載のリチャード・マークスのデビュー曲でした。シングルすべてがTop3、4曲目のシングルがNo.1と、これはすごい記録でした。
そうでしたね、ロック系の男性ソロアーティストは、下積みが長い場合が多いですが、デビューシングルでの大ヒットでした。チャートもこの後、ロック系アーチストが強い時期になっていきますね。
新人らしからぬ歌詞でした。バックにつく大物といい、すでに新人とは言えない貫禄ですね。
そうそう、最高位3位です。この前の3位のSuzanne Vegaも最高位が3位でした。続きますね、来週の候補でしょうか^^
太ったボンジョビ
「うーん、ちょと考えましたが…
白人、ソロ、元バンドでなし、No.1のビッグヒットあり
ここまで限定するならビリージョー、その前だとプレスリーまで遡るんですかね?
まして初ヒットがNo.3てなるとビリージョーも漏れますかね?
やっぱり売れる自信もあったんでしょうねー、結構スゴいですな😃」
いやーごめんなさい😫
で、⭐⛴️さんからエルトンのご回答をいただきました。なるほど確かに、であります、が、♂?いやまー細かいことは良いでしょー!さすがでありますな。
イヤほんとに白人ソロってなかなか存在辞退が珍しいのですねえ?
R.Marxデビューアルバムからいきなり4曲のTop10ヒット、しかも4曲目で№1。
D.Gibsonのデビューシングルが今週5位ですね。
このあとのシングルも同じようなランキングで同じく4曲目のシングルで№1でした。
新人の男女が凌ぎを削っていました。
それと、太ぼんさんの「白人、ソロ、元バンドでなし、No.1のビッグヒットあり、ここまで限定するならビリージョーまで遡る」は興味深い情報ですね。
ビリージョーの前にクリクロがいましたか。
しかし残念、栗栖クロスはあと5年待ってくださいね😃
おっと彼らはソロでもなかったですね。
あれも⭐⛴️さんが苦手のラップ、さらに私も苦手な子供ヒップホップでした。8週1位はないっスよねー?
でも同じ8週のバネッサとどう違うんだと言われると
「か、格が……」と曖昧にしか答えられず申し訳ございませんです。
でも、ロックじゃなかったらいっぱいいるぞ。
バリー・マニロウ、ニース・セダカ、グレン・キャンベル、アンディ・ギブ、レオ・セイヤー、まだいるかも。