1985年9月21日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、3位から上がっての1位はDire Straitsの"Money for Nothing"。Dire Straitsですが、1978年にリリースしたデビューシングル"Sultans of Swing"がいきなりの4位を記録、それ以来、アルバム・シングルを発表しますが、アルバムはヒットするものの、シングルはTop40入りせず、この曲がなんと7年ぶりのTop40ヒットとなり、もちろん初めてのNo.1獲得です。
2位は4位からアップ、Kool & the Gangの"Cherish"。Kool & the Gangですが、デビューは1960年代、70年代初めから数多くのTop40ヒットを持っており、1980年にNo.1を記録した"Celebration"を含め、この曲で18曲目のTop40ヒット、5曲目のTop40ヒット、3曲目のTop3ヒットになりました。
3位は2週間の1位からダウン、John Parrの"St. Elmo's Fire (Man in Motion)"。この曲は、映画『セント・エルモス・ファイアー』の主題歌です。John Parrですが、デビューシングル"Naughty Naughty"が最高位23位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1の獲得です。
4位は1週のみの2位からダウン、Tina Turnerの"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っていますが、Top5ヒットとなると、1971年にJohn Fogertyの名曲"Proud Mary"のカバーが4位を記録、以来、"What's Love Got to Do with It"が十数年ぶりのTop5ヒット、そしてNo.1になり、この曲で通算4曲目のTop5ヒット、2曲目のTop3ヒットです。
5位は6位からアップ、Phil Collinsの"Don't Lose My Number"。Phil Collinsですが、Genesisのドラマー兼ボーカル、Genesisでももちろんヒットを持っていますが、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"、"One More Night"、"Sussudio"の3曲のNo.1ヒットを含み、この曲で9曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop5ヒットです。
この週4位はTina Turnerの"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"。最高位は9月14日付の1週のみの第2位。年間チャートは57位。最高が2位の割には年間チャートは低かったですが、それでも年間2位の特大のヒット"What's Love Got to Do with It"に次ぐ大ヒットになりました。この曲は映画『マッドマックス/サンダードーム』の主題歌。この時期映画主題歌の大ヒットが続いていますが、この曲もそのうちの1曲です。
Tina Turnerですが、デビューは1950年代までさかのぼる、長いキャリアを持つスーパーソウル・ロックシンガー。
初めてのヒットはIke & Tina Turnerのシングル"A Fool In Love"が1960年、最高位27位を記録します。
その後もシングルを中心に、Ike & Tina Turnerとして、70年代初めころまで活躍、1971年のシングル"Proud Mary"が最高位4位を記録、この"Proud Mary"はJohn Fogerty作、Creedence Clearwater Revivalが1969年に最高位2位を記録する大ヒットとして有名ですね。そのカバーで大ヒットしました。
Ike & Tina Turnerとしては1973年に最高位22位を記録した"Nutbush City Limits"が最後のTop40ヒットとなります。
その後、ヒットチャートから消えてしまいましたが、1984年にリリースしたソロアルバム『Private Dancer』で、奇跡ともいえる大復活を果たします。まずはシングル"Lets Stay Together"が最高位26位を記録、続いてシングルカットされた"What's Love Got to Do with It"が3週間の1位、年間チャートは2位、特大のヒットとなりました。
シングルのヒットに続いてアルバムも大ヒット、アルバム『Private Dancer』は最高位3位まで上がり、1985年のアルバム年間チャートで5位を記録する大ヒットとなりました。このアルバムからはその1位となった"What's Love Got to Do with It"を含め5曲のTop40ヒット、3曲のTop10ヒットを記録します。
その Tina Turnerが映画に進出、映画『マッドマックス/サンダードーム』にメル・ギブソンとともに起用され、その映画の主題歌がこの曲"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"です。
この曲の作者はいずれもソングライターのTerry BrittenとGraham Lyleの共作。プロデュースもTerry Brittenが務めています。
この曲もカッコイイ曲でしたが、やっぱりこの曲は Tina Turnerのボーカルでしょう。その迫力は強烈でした。
ソウルとロック、バラードが融合した素晴らしい曲でした。もっと大ヒットしても良い曲でありました。
映画は『マッドマックス』シリーズの3作目。『マッドマックス』シリーズはオーストラリアの映画で、メル・ギブソンの出世作です。
私はこの映画のシリーズは見ていないのですが、迫力あるカーアクションで人気のシリーズですね。
こちらはTina Turnerのライブバージョンです。やっぱり彼女のライブは素晴らしい、ド迫力です。
今週 先週 song / artist
1 3 MONEY FOR NOTHING / DIRE STRAITS
2 4 CHERISH / KOOL & THE GANG
3 1 ST. ELMO'S FIRE(MAN IN MOTION) / JOHN PARR
4 2 WE DON'T NEED ANOTHER HERO(THUNDERDOME) / TINA TURNER
5 6 DON'T LOSE MY NUMBER / PHIL COLLINS
6 8 FREEDOM / WHAM!
7 9 POP LIFE / PRINCE & THE REVOLUTION
8 5 THE POWER OF LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
9 15 OH SHEILA / READY FOR THE WORLD
10 14 DRESS YOU UP / MADONNA
11 13 DARE ME / POINTER SISTERS
12 10 INVINCIBLE(THEME FROM THE LEGEND OF BILLIE JEAN) / PAT BENATAR
13 17 TAKE ON ME / A-HA
14 18 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
15 19 LONELY OL' NIGHT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
16 7 FREEWAY OF LOVE / ARETHA FRANKLIN
17 25 DANCING IN THE STREET / MICK JAGGER & DAVID BOWIE
18 12 YOU'RE ONLY HUMAN / BILLY JOEL
19 20 CRY / GODLEY & CRÈME
20 16 SMOKIN' IN THE BOYS ROOM / MOTLEY CRUE
21 11 SUMMER OF '69 / BRYAN ADAMS
22 24 THERE MUST BE AN ANGEL / EURYTHMICS
23 27 FORTRESS AROUND YOUR HEART / STING
24 31 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
25 28 C-I-T-Y / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
26 29 EVERY STEP OF THE WAY / JOHN WAITE
27 21 SHAME / MOTELS
28 32 I GOT YOU BABE / UB40
29 36 I'M GOIN' DOWN / BRUCE SPRINGSTEEN
30 33 LOVIN' EVERY MINUTE OF IT / LOVERBOY
31 35 THE WAY YOU DO THE THINGS YOU DO / MY GIRL / DARYL HALL & JOHN OATES
32 22 SHOUT / TEARS FOR FEARS
33 23 NEVER SURRENDER / COREY HART
34 26 LIFE IN ONE DAY / HOWARD JONES
35 41 FOUR IN THE MORNING / NIGHT RANGER
36 34 NO LOOKIN' BACK / MICHAEL MCDONALD
37 48 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
38 44 I'M GONNA TEAR YOUR PLAYHOUSE DOWN / PAUL YOUNG
39 49 HEAD OVER HEELS / TEARS FOR FEARS
40 42 SUNSET GRILL / DON HENLEY
2位は4位からアップ、Kool & the Gangの"Cherish"。Kool & the Gangですが、デビューは1960年代、70年代初めから数多くのTop40ヒットを持っており、1980年にNo.1を記録した"Celebration"を含め、この曲で18曲目のTop40ヒット、5曲目のTop40ヒット、3曲目のTop3ヒットになりました。
3位は2週間の1位からダウン、John Parrの"St. Elmo's Fire (Man in Motion)"。この曲は、映画『セント・エルモス・ファイアー』の主題歌です。John Parrですが、デビューシングル"Naughty Naughty"が最高位23位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1の獲得です。
4位は1週のみの2位からダウン、Tina Turnerの"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っていますが、Top5ヒットとなると、1971年にJohn Fogertyの名曲"Proud Mary"のカバーが4位を記録、以来、"What's Love Got to Do with It"が十数年ぶりのTop5ヒット、そしてNo.1になり、この曲で通算4曲目のTop5ヒット、2曲目のTop3ヒットです。
5位は6位からアップ、Phil Collinsの"Don't Lose My Number"。Phil Collinsですが、Genesisのドラマー兼ボーカル、Genesisでももちろんヒットを持っていますが、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"、"One More Night"、"Sussudio"の3曲のNo.1ヒットを含み、この曲で9曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop5ヒットです。
この週4位はTina Turnerの"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"。最高位は9月14日付の1週のみの第2位。年間チャートは57位。最高が2位の割には年間チャートは低かったですが、それでも年間2位の特大のヒット"What's Love Got to Do with It"に次ぐ大ヒットになりました。この曲は映画『マッドマックス/サンダードーム』の主題歌。この時期映画主題歌の大ヒットが続いていますが、この曲もそのうちの1曲です。
Tina Turnerですが、デビューは1950年代までさかのぼる、長いキャリアを持つスーパーソウル・ロックシンガー。
初めてのヒットはIke & Tina Turnerのシングル"A Fool In Love"が1960年、最高位27位を記録します。
その後もシングルを中心に、Ike & Tina Turnerとして、70年代初めころまで活躍、1971年のシングル"Proud Mary"が最高位4位を記録、この"Proud Mary"はJohn Fogerty作、Creedence Clearwater Revivalが1969年に最高位2位を記録する大ヒットとして有名ですね。そのカバーで大ヒットしました。
Ike & Tina Turnerとしては1973年に最高位22位を記録した"Nutbush City Limits"が最後のTop40ヒットとなります。
その後、ヒットチャートから消えてしまいましたが、1984年にリリースしたソロアルバム『Private Dancer』で、奇跡ともいえる大復活を果たします。まずはシングル"Lets Stay Together"が最高位26位を記録、続いてシングルカットされた"What's Love Got to Do with It"が3週間の1位、年間チャートは2位、特大のヒットとなりました。
シングルのヒットに続いてアルバムも大ヒット、アルバム『Private Dancer』は最高位3位まで上がり、1985年のアルバム年間チャートで5位を記録する大ヒットとなりました。このアルバムからはその1位となった"What's Love Got to Do with It"を含め5曲のTop40ヒット、3曲のTop10ヒットを記録します。
その Tina Turnerが映画に進出、映画『マッドマックス/サンダードーム』にメル・ギブソンとともに起用され、その映画の主題歌がこの曲"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"です。
この曲の作者はいずれもソングライターのTerry BrittenとGraham Lyleの共作。プロデュースもTerry Brittenが務めています。
この曲もカッコイイ曲でしたが、やっぱりこの曲は Tina Turnerのボーカルでしょう。その迫力は強烈でした。
ソウルとロック、バラードが融合した素晴らしい曲でした。もっと大ヒットしても良い曲でありました。
映画は『マッドマックス』シリーズの3作目。『マッドマックス』シリーズはオーストラリアの映画で、メル・ギブソンの出世作です。
私はこの映画のシリーズは見ていないのですが、迫力あるカーアクションで人気のシリーズですね。
こちらはTina Turnerのライブバージョンです。やっぱり彼女のライブは素晴らしい、ド迫力です。
今週 先週 song / artist
1 3 MONEY FOR NOTHING / DIRE STRAITS
2 4 CHERISH / KOOL & THE GANG
3 1 ST. ELMO'S FIRE(MAN IN MOTION) / JOHN PARR
4 2 WE DON'T NEED ANOTHER HERO(THUNDERDOME) / TINA TURNER
5 6 DON'T LOSE MY NUMBER / PHIL COLLINS
6 8 FREEDOM / WHAM!
7 9 POP LIFE / PRINCE & THE REVOLUTION
8 5 THE POWER OF LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
9 15 OH SHEILA / READY FOR THE WORLD
10 14 DRESS YOU UP / MADONNA
11 13 DARE ME / POINTER SISTERS
12 10 INVINCIBLE(THEME FROM THE LEGEND OF BILLIE JEAN) / PAT BENATAR
13 17 TAKE ON ME / A-HA
14 18 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
15 19 LONELY OL' NIGHT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
16 7 FREEWAY OF LOVE / ARETHA FRANKLIN
17 25 DANCING IN THE STREET / MICK JAGGER & DAVID BOWIE
18 12 YOU'RE ONLY HUMAN / BILLY JOEL
19 20 CRY / GODLEY & CRÈME
20 16 SMOKIN' IN THE BOYS ROOM / MOTLEY CRUE
21 11 SUMMER OF '69 / BRYAN ADAMS
22 24 THERE MUST BE AN ANGEL / EURYTHMICS
23 27 FORTRESS AROUND YOUR HEART / STING
24 31 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
25 28 C-I-T-Y / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
26 29 EVERY STEP OF THE WAY / JOHN WAITE
27 21 SHAME / MOTELS
28 32 I GOT YOU BABE / UB40
29 36 I'M GOIN' DOWN / BRUCE SPRINGSTEEN
30 33 LOVIN' EVERY MINUTE OF IT / LOVERBOY
31 35 THE WAY YOU DO THE THINGS YOU DO / MY GIRL / DARYL HALL & JOHN OATES
32 22 SHOUT / TEARS FOR FEARS
33 23 NEVER SURRENDER / COREY HART
34 26 LIFE IN ONE DAY / HOWARD JONES
35 41 FOUR IN THE MORNING / NIGHT RANGER
36 34 NO LOOKIN' BACK / MICHAEL MCDONALD
37 48 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
38 44 I'M GONNA TEAR YOUR PLAYHOUSE DOWN / PAUL YOUNG
39 49 HEAD OVER HEELS / TEARS FOR FEARS
40 42 SUNSET GRILL / DON HENLEY
84年の♪What's Love~♪から続く大ヒット連発ですね。
ソングライターもTerry BrittenとGraham Lyleで前作からの継続ですね。
86年には♪Typical Male♪も大ヒットし、T.Turnerの黄金期でした。
B.Adamsの♪It's Only Love♪ではデュエットし、B.Adamsを圧倒していました。
静かに歌うのがいーんですよねー、まさにシンガーであります。
ぁの…できればセカンドシングルもお願いいたしますです。
ティナ姐さんはアルバム「Private Dancer」関連で2回登場しているので、これは来ないだろうと思っておりましたが…。星船さん、ティナ姐さん取り上げすぎですよ…!(^_^;)
“We Don't Need Another Hero”は副題“Thunderdome”と付いていますは、映画の副題は“Beyond Thunderdome”で“サンダードームを越えて”となっています。映画を観てないとなんのこっちゃの話ですが、このThunderdomeを越えたところにある人生への希求がこの曲のテーマかな。ヒーローなんてほしいわけではなく、一人ひとりの平和に安心シて暮らしたいという気持ちが重要ということかなと解釈しました。(邦題「孤独なヒーロー」も誤訳だなあ)
ティナはこのあと“One Of The Living”(全米15位)でグラミーの女性ロックボーカリストも獲得しますね。映画ではこの曲がオープニングで「生きていくのが重要」と問いを投げかけ、エンディングで「ヒーローなんか必要ない」と答えが確認されるような構成になっていますね。
で、ティナのこの曲、スミマセン、覚えてません…
♪The Power Of Love♪→♪St. Elmo's Fire♪に続いて、3曲連続映画の曲の紹介ですね。
この曲はT.Turnerで♪The Power Of Love♪はH.Lewisとまさに旬のアーティストでした。
楽曲の良さもさることながら、アーティストパワーで大ヒットした側面もあると思います。
ただ、間に挟まれた♪St. Elmo's Fire♪は、全くノーマークのJ.Parrでしたので楽曲の良さで大ヒットしたのでしょうか。
ヒットチャートはなかなか奥深いものです。
彼女の快進撃の始まりは83年の"Let's Stay Together"から、"What's Love Got to Do with It"で、大ブレイクでしたね。この曲も勢いに乗っている彼女の良いところ満載の迫力ある曲でした。
90年代にかけて、沢山のヒット曲を出した、奇跡の大復活でしたね。
そうでしたね、長らくヒットが出なかった彼女ですが、『Private Dancer』の大ヒットで自信を取り戻したのですね。映画にまで進出、この時期はノリに載っていました。曲も勢いがあり、素晴らしい迫力の曲でした。映画も評判良かったですね。
そうそう、静かな出だしから、段々無理上がってくるところ、そこが良いんですよねー。彼女の天書運が上がってきて、最後にはサックスとの共演、サックスにも負けない歌唱、いやー、いい曲でした。
この映画の次の曲もなかなかいいんですよね。
そうかー、連続して取り上げましたっけ。意識していなかったですが、アルバム『Private Dancer』素晴らしいアルバムだったですよね。この時期の最もお気に入りアルバムだったです。その次に続く期待の曲がこの曲でしたが、期待を超えた迫力ある私の好きなパターンの曲でした。
次の“One Of The Living”も良かったのですよね。そうか、こちらがオープニングですか。そういえば"We Don't Need Another Hero"は締めくくりにふさわしいドラマティックな曲でした。