志駕晃の『スマホを落としただけなのに』を読んだ。たしか映画化されてた作品。
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恋人がスマホを落としてしまい、拾った人から無事返してもっらたのだが、拾った男はそのスマホからデータをコピーして、SNSなどから個人情報を引き出して主人公に迫っていく・・・。
ミステリーというよりはサイコ・サスペンスって感じで、グイグイ引っ張られて一気に読了。途中までなかなか面白く読めたのだが、ラストの展開とはなしの運びがぐだぐだでとっても残念。ラストで驚きの真実が明かされるのだが、それいらないでしょ。「主人公の女性を狙うサイコパスの犯人がいて、犯人の魔の手が迫ってくる、どうなるの?」っていうストレートなハラハラドキドキの展開の方が面白い作品になったと思うのだが・・・、途中まで楽しく読んでいただけに残念だ。読み終わると粗がみえてきて、ツッコミどころが一杯。軽く読む分にはまぁいいかなぁ・・・、でも読後感はあまりよくないなぁ。