山田悠介の『親指さがし』を読んだ。
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”親指さがし”という遊びに参加した同級生5人。不思議な体験をしたが、一人が行方不明に。7年後、真相を追及していくとそこにはバラバラ殺人事件の被害者の呪いがあって、残った同級生たちが次々に殺されていく・・・。
なかなか面白い展開で、ぐいぐい引き込まれて一気に読了。呪い系のお話のホラー作品で、巧くまとめていて読み応えあり、面白く読める作品。
以下ネタバレを含むので未読の方は読まないように。
巧いなぁと思ったのは、11年前にも同じような事件が起こっていて、その事件との対比でこの事件の真相を導く展開。”親指さがし”をした子供たちは、20歳になる年にバラバラ殺人の被害者に呪われて殺されるというお話。ただ、どうしてこのホラーな出来事が起こるのかっていうところが語られていないのがちと残念。
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