綾崎隼の『君を描けば嘘になる』を読んだ。
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天才的な絵画の才能を持つ瀧本灯子と彼女を見守る南條遥都を描く作品。絵画教室を営む関根実嘉、絵画教室に通っていた南條梢、同じく絵画教室に通っていた過去があって現在は看護助手として働く高垣恵介、そして瀧本灯子の語りで綴られお話し。
瀧本灯子と南條遥都が物語の中心にいるのだが、関根実嘉、南條梢、高垣恵介の人生も語りながら、二人の愛を描く作品。キャラクター設定がいいよねぇ。どういう方向に進んで行くのかドキドキしながら読んでいたのだが、そっちに行くのね。なかなかに楽しく読めるお話しで、読んでおいて損はないよ。
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