原田マハの『リーチ先生』を読んだ。約600頁の長篇作品で、新田次郎文学賞受賞作。
|
芸術家のバーナード・リーチが来日してから北京へ行き再来日後イギリスに戻って工房を造るところまでを、彼に師事した沖亀之助の視点で語られる。リーチは実在の芸術家で、高村光太郎、富本憲吉など著名な実在の人物も登場するが、亀之助は架空の人物らしい。
著者にしては淡々とした語りでちと喰い足りないなぁと思っていたのだが・・・。さすがに人気作家、巧くまとめてくるねぇ、じわじわと感動が湧き上がってくる。なかなかに読み応えあり。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます