住野よるの『また、同じ夢を見ていた』を読んだ。
|
主人公はちょっとおませな小学生の女の子小柳奈ノ花。彼女は学校には友達がいなくて、彼女の友達は、彼女が助けた猫と、アパートに住むきれいなアバズレさん、森の一軒家に住むおばあちゃん、高校生の南さん。菜ノ花はこの友達のアドバイスを受けて未来を切り開いていく・・・。とっても不思議なおはなしで、楽しく読める。ハッピーエンドのラストがいいなぁ。おススメできる作品だ。
以下ネタバレなので未読の方は読まないで!
物語の半ばでだいたいわかってくるのだが、アバズレさんもおばあちゃんも南さんも、菜ノ花が人生の上で誤った選択をした将来の姿。なのでみんな彼女にそうならないようにアドバイスするという展開で、そこから生まれるハッピーエンド。不思議な優しい気分につつまれる作品だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます