拓未司の『禁断のパンダ』を読んだ。「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
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舞台は神戸、評価も高くて人気のフランス料理店のまわりで起こる殺人事件をめぐるサスペンス・ミステリー。料理の描写が巧くて、フレンチを食べたくなるよ。ミステリーとしてもなかなかに楽しめる作品で、犯人とその動機にびっくりだ。
以下ネタバレを含むので未読の方は読まないように。
フランス料理店の経営者と付属のチャペルの司祭が犯人で、その動機は人肉を食べたいからという驚くべきもの。その人肉を、フランス料理店のシェフがその腕前で見事に調理するという唾棄すべき計画。しかし、いくら何でも身近な人を殺しすぎでしょ?そりゃいずれ足がつくよ。
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