島本理生の『Red』を読んだ。
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一児を持つ母親が主人公。夫の両親と同居、続けたかった仕事を辞めて家庭に入り、抑圧された日々を過ごしている。そんな時、20歳の頃付き合っていた不倫相手と再会して彼との関係に溺れていく・・・。
やたらとセックスシーンが多くてこれは官能小説なの? 主人公の気持ちはわからなくもないが、あっちにいったりこっちにいったりの中途半端な主人公の気持ちについていけなくて・・・。ちと残念な印象だが、ラストのまとめ方が巧くて、読後感は悪くない。ただ、セックスシーンをもう少し削ってもいいので、別居後や再同居の流れをちゃんと描いてほしかったなぁと思う。
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