『我が家のヒミツ』（奥田英朗）

奥田英朗の『我が家のヒミツ』を読んだ。

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『家日和』、『我が家の問題』に続く短篇集。収録されているのは「虫歯とピアニスト」、「正雄の秋」、「アンナの十二月」、「手紙に乗せて」、「妊婦と隣人」、「妻と選挙」の6篇。「妻と選挙」は、前々作の「妻と玄米御飯」、前作の「妻とマラソン」と同じく大塚家を描いたもので、完全にシリーズ化している。

6篇ともあったかい読後感に包まれるお話で、作者の巧さがよく出ている。楽しく読めていいねぇ。さらに続編があれば間違いなく読むよ。