持地佑季子の『クジラは歌をうたう』を読んだ。
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30歳になった拓海が、いつものように高校生の時に好きだった睦月のブログをみると、そこには新しいメッセージが・・・。睦月は12年前に亡くなっていて、それ以来ブログは更新されていなかったのだが、いったい誰が・・・。
お話しは、睦月との思い出の回想と、同級生を巻き込んでのブログを更新した犯人?捜しの現在との構成。なかなか巧い構成と展開で、ぐいぐい引き込まれて一気に読了。いやー面白いよ!
ちと切ないけれど拓海と睦月の思いがよくあらわれていて読み応えあり。読んでおかないともったいない作品だ。
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