気合いを入れて前々からやり過ぎると、直前になって飽きて、くたびれて、振り出しに戻ってしまう。いつもそう私は。
たまたま私の周りに、プロフェッショナル中のプロフェッショナルが揃ってて、彼らを見ていると、ギリギリまでやらずに平然として居る。機が熟すまで動かずに待つ、という共通のアレがある。手をつけなくても内面で動いている。満を持して一気にやる。それがプロの胆力。私はピクンとつついた途端糸を手繰って魚を逃してしまう。
大阪芸大の恩師。劇作家、演出家、秋浜悟史先生の青春日記。あしらの俳句甲子園とたびびと句会が終わったら、心ゆくまで読もう。