湖畔は暑いが、峠は冷やりと涼しい。
ニックが風呂場で大声で独り言を言っている。また議論の練習をしてるのかなと、聞いてみると、こんな事であった。
「俺は次の試合に勝った直後、リング上でお前を名指しして、テレビカメラに指を突きつけてこう言ってやる。聞けシーサケット!お前は俺と闘うのだ!こんな風に、こんな風に、俺はお前をマットに沈める!もしお前が俺を避け続けるならば、お前は既に負けている! 来いシーサケット!バンタム級に来て俺と闘え! 」
つまりニックは、ボクサーの井上尚弥になりきって、現WBC世界スーパーフライ級王者であるシーサケットに挑戦状を叩きつけているのであった。一人で、風呂場で。こんな風に、こんな風に、のところではどんな事をしているのか、のぞいてみるまでもない。それほど井上尚弥が強い相手と対戦できない事を歯がゆく思っている。外人選手のようなパフォーマンスを日本人はしない、許されない。「強い相手と闘いたいです。」などというコメントだけじゃ世界(とニック)は納得しない。来るワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)で見事王者になった暁には、きっとこの台詞をシーサケットにぶつけて欲しい。
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