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ミセスローゼンの道後日記

厚く荒く切るほど旨し初鰹



愛南町の叔母より鰹が届く。夏カンオフィスのみんなと頂く。黒潮の入江と父母の墓を次に見るのは初盆の八月。泳ぎたいな。お盆の海に入ると海坊主が足を引っ張るというが。リハビリ中の膝を引っ張られたくは無いが。






伊月庵通信の夏号。組長の巻頭文と俳句に大泣きした。母の看取りや葬儀に手一杯で、先生の喪失を嘆く余裕が無かった。これから益々悲しくなるだろう。益々句を読むだろう。


『プレバト‼︎』の浜田杯で優勝したオッチャンの句が素晴らしかった。浜ちゃんの太っ腹さ、思いやりの深さ、人懐こさが、ストレートに書かなくても、コロッケ百個のエピソードで全部伝わる。挨拶句の上手い人は人間力の高い人。つくづくそう思った。


「句集野路菊より」

南天の明治の匂う床柱           信野

大鍋のおでんかかえて海屋形   同

みどり児の母見る瞳小春かな 同  

取り壊した実家の床の間の床柱って南天だっけ? あの家を父が建てたのは昭和なので、昔の家か、母の実家の思い出か。それともどこかで見たのか。
二句目。海屋形は、真珠貝の養殖が盛んだった頃の海上に組んだ屋根付きの小屋。母の兄弟も屋形で作業をしていた。おでんを差し入れをしたのか。
三句目。赤子が母を見る瞳に感動している。愛娘が母となった事に感動しているのだ。

句集野路菊はこれで終わり。次回は母の書いた後書きを読む。





















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