散歩しながら栗や色々な団栗を拾ってると、落葉にも色々種類があるのが楽しい。桜の下には桜の葉、栗の下には栗の葉、イヌブナの下にはイヌブナの葉、ミズナラの下にはミズナラの葉が落ちている。当たり前だが、見飽きない。木の種類が色々あるのはいいね。
カナダの王様街道みたいにどこまで行ってもメープルリーフといふのはドライブにはいい景色でも、車を停めて散歩すると飽きる。ばさばさ、がさがさ、同じ葉ばかり、大き過ぎて本にも挟めない。私は押花は好きじゃないが、押葉は好きである。本を開くと昔の紅葉が挟まっている頁がある。ああこれ、ニックの小学校六年の担任だったジョーンズ先生の娘夫婦の庭の紅葉だ、と思い出す。思い出さない葉っぱは、何でもない所で何でもない日に拾ったやつだ。それでも気分がいい。仲秋から晩秋、そして大好きな冬へ移り変わる、一番美しい季節の空気感が一枚の枯葉から伝わってくるような気がする。
散歩中に私が立ち止まると、犬のかぼちゃんも立ち止まる。ちょっと句を書いたりしてると、かぼちゃんは飽きて道端に座る。時々毬栗の上に座ってしまい、ユアーンと情けない声で鳴きながらゆるく飛び上がったりしてる。
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