大阪芸大に通っていた頃、下宿仲間と時々、夜中から開いている魚市の天麩羅屋台へ行った。はっきり覚えてないが、学生が気楽に行ける値段だったのだろう。ぷりぷりの身の浅利がぎっしり、お出汁が出まくりの貝汁を食べ、貝殻を足元に捨てる。新たに入ってきた客はその貝殻をばりばり踏んで席へ着く。その音を聞くだけで食欲が又湧く。
LAにあるパンに血の滲むフレンチディップ(ローストビーフサンドイッチ)の店フィリップの床には、おが屑が撒き散らしてあった事も思い出した。
LAの友人に聞いたら、海岸部の街道筋の宿屋などで酒場の床に撒いていた伝統がこの店にだけ残っているんだそうだ。馬車が走ってた当時を空想するとワクワクする。
今朝は雨で電車出勤。車内に登山靴を履いて大荷物の女性が居た。昨日は麗らかな石鎚に登り、今日春雨を帰るのだろうか。カッケー。昨日は愛媛マラソンだった。ニックのリハビリの先生をスマホで見て探したがわからず、今日ニックがリハビリに行って聞いたところによると、目標の2時間50分を切ったらしい。ゴイゴイスー。
写真は石手寺裏のお体内入り口。お山の上には筆を構えた弘法大師像。