昼間はスキー、夜はチェロを聴く。背後に迫る雪山のやうな気魄を感ずる。昨夜はショパンソナタと無伴奏バッハの一番を通しで聴いた。一気に水が温んで、春が来た。ああよかった勢いで結婚して、と真に思う夜。
その傍らで、私は本を読む。3月号藍生の「私の一句 そしてこれから」のコーナー読み応えあった。杉山久子さんや藍生の俳句作家勢揃いで、それぞれ筆に気魄が籠っている。折しも今年こそ「代表句を決めたい」と希って居る矢先なので、おおっ、ああ、ふうむ、なある、と唸りながら読んだ。この企画は代表句とはちょと違う「私の一句」ではあるものの大変参考になり、感動した。山崎志夏生さんの頁が又おもろかった。季語への思い。私も一物仕立てが潔くて好きだ。最近はまた、でも季語自身は「主」とならうがなるまいがお構い無しなのだ、それほど大きな存在なのだとも思え、二物衝撃でなく二物融和的取り合わせ、一物仕立て、取り合わせの意識無く作る風になってきた。季語に私の全てを捧げきったやうな代表句が出来たら嬉しい。
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