「さやうならオイシックス」
コロナで出張せず、外食もせず、家庭料理に煮詰まり、オイシックス限定キャンペーンに心がぐいぐい引かれて始めたら本当に美味しかった。「美味しっくす」という言葉の意味もニックに教え、これでしばらくは色んなメニューが楽しめる、と思ったら、早くもニックからクレームが出た。「俺様がもっとお前を楽しませるメニューを考えるからオイシックスを止めよう。」と言う。「なんで?」と聞いたら「美味しくないっくす。」と答えた。(実話です。)ええええ?? ものすごく美味しいじゃん!! 栄養バランスや目新しい味付けやコスパをプロに考えて貰って、楽して色んなメニューが食べられるじゃん? ニックと私の味覚の格差をまざと見せつけられたようなショック! 日本人の口に合うように美味しくしてあるのだから当たり前かもなあ。というわけで、オイシックスを断念し、新レシピの開拓を(ニックが)始めた。この写真は、アメリカの大手製粉メーカーの人気ブランド「ベティ・クロッカー」 レシピによる『ビーフストロガノフ』。トルティーヤを食べるときに買ったサワークリームの大量消費を狙ったメニューなのでえらいと思うし、美味しいし、二人で作るのは楽しい。カロリー的にはオーバーだけど、朝昼をオートミールとサラダにすれば一日分の栄養バランスはまあいいとして、高級ビーフ買ったからコスパはめちゃくちゃ悪い。
「ビーフストロガノフ豆知識」
日本人は、ビーフストロガノフの「ガ」にアクセントを置くけど、それでは百年言い続けても伝わらない。ビーフストロガノフの「ロ」にアクセントを置けば、一発で伝わる。
「ベティ・クロッカー豆知識」
マーサ・スチュワートさんのようなカリスマ主婦の、ベティ・クロッカーさんがレシピを考えてる、と思ってる人はアメリカでも多いけど、ベティ・クロッカーは実在の人物ではない。アメリカのアイスクリームブランド「ハーゲンダッツ」がデンマーク風のネーミングで一斉を風靡したように、同じ発想で作られたブランドだと思う。ハーゲンダッツもベティクロッカーも同じゼネラルミルズ社だしね。