ミモーザの花の盛りや訪問す

東京のある街を時々訪れる。何度行っても迷いそうになるが、ミモザの花が見えたらそこからは迷わず行ける。夜でも黄色の花が見えている。素敵な目印だ。ある時ミモザの花の下に主婦の人だかりがしていた。「花盛りの内に、ご自由にお持ち下さい。」という意味の貼紙がしてあった。早速一枝手折ってお土産にした。

春が来た。いつものように、ニックが今年のリサイタルのメインとなるプログラムを作った。そのタイトルは！！

                                                             THE ROMANTIC CELLO 

ね？　 聴きたくなるでしょう？？

                                                                 

最近ニックが、ピアティゴルスキー＆ルービンシュタインのブラームス•チェロソナタ一番をしょっちゅう聴いているので、もしや？　と期待してた。二番ソナタは何度も演奏しているが一番は聞いたことない。なぜか聞いてみたら、「僕は未熟すぎる。」との答え。この意味、プロのチェリストならお分かりでしょう。二年程前から私は、バッハのガンバソナタとブラームス一番が聞けますように、と朝夕念を送っていた。

今年は遂に聴けるのだろうか！

で、昔のCDをがさごそ探していたら、いいことを思いついた。

このブラームスをYouTubeにUPしたらどうか。ニックの親友ジョンマークス制作だから問題ないだろう。ニックに話したら乗って来て、レコーディングの思い出や曲についてコメントも喋ってみよう、と言う。二人なら出来るわけないが、今は夏カンスタッフという強い味方がついてる。早速相談してしてみよう。コイツは春から縁起がええやん。