母の家族葬が終わりました。家族や親戚の中心にあって、みんなの帰る場所であった母亀代さん。ありがとうお母さん。これからは道後を故郷と決め、姉一家を助け、俳句と音楽人生を全うしたい。ニックと共にその覚悟を決めました。
普段着で見送って欲しいと願った母。チェリストニックの普段着(カジュアル)はスーツなのです。お洒落なニックが大好きだった母だから、喜んでくれたよね。なんせニックはぐるうぷほうむへ毎回同行し、母に最後にハグしてキスした男性なんだもんね。ニックは、バッハの2番プレリュードと、5番サラバンドを献奏しました。5番サラバンドの解説を紹介します。
バッハ作曲無伴奏チェロ組曲5番サラバンドは、とてもシンプルな曲です。特に、高齢のチェリストに好まれます。数少ない音符しか無いのですが、その一音、一音が、印象深い響きを持ち、まるで俳句のように聞こえます。
コーヒーにしましょう少し花冷えて 信野
信野は母の俳号。昔から珈琲好きであった母の棺に一杯のコーヒーを入れてあげることができてよかったと思います。