塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

中村俊輔の「察知力」を読んで

2010-08-04 01:43:35 | 日記
 幻冬舎新書から発売されている、中村俊輔の著書「察知力」を読む機会に恵まれました。

 ワールドカップの期間中、この本を置いていた書店も多いので、読んだ方、目にした方は多いと思います。

 僕は中古で購入し奥付は2008年の7月25日、第八刷発行と印刷されています。
 初版がこの年の5月30日になっていますから、この本が発売後、大きな反響があったことを物語っています。

 僕は昨日1日で全て読みおえましたが、普段本を読まない方、中村俊輔は知っていてもサッカーに詳しくない方でも、非常に読みやすい構成になっています。

 この読みやすさと、新書という形で携帯しやすいことで、この本が多くの方の目に止まったのだと思います。

 僕は読んでいないのですが、文芸春秋から発売されている
 「夢をかなえるサッカーノート」
 も非常に評判が良いそうです。

 ですのでセットで読むと、彼の辿ってきた足跡とイタリアとスコットランドで得た体験(夢をかなえるサッカーノートは、2009年9月の刊行ですから、どちらもスペインでの体験は綴られていません)が、更に理解しやすくなると思います。

 中村自身は施設、そして選手層に恵まれたセルティックの時よりも、もがき苦しんだレッジーナ時代の方が実りの多い時期だったと回想しています。

 イタリアで常に頭を働かせた、つまり察知力を回転させたことが、セルティック時代に繋がったというわけなんですね。

 そしてワールドカップとJリーグを問わず、中村は現役であり続ける限りノートを付け、課題を見つけ続けるのでしょう。
コメント
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