塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

リバプールが団結している理由

2010-08-17 12:54:30 | 日記
 ではどうしてリバプールが、一体感に包まれた雰囲気を醸し出しているのか、僕なりに考えてみました。

 理由1
 レイナの前のプレイこそ、失点にきっかけとなったから

 確かにレイナのミスは防げたかもしれません。
 でもその前のプレー、恐らくグレン・ジョンソンでしょうか、本当ならアーセナル陣内に蹴りこもうと考えていたクリアボールが、敵陣ではなくタッチラインを割る形になりました。

 つまりプレイは途切れましたが、時間を消費することはできませんでした。
 結果アーセナルに同点ゴールを生み出す時間が残されていたわけです。

 つまりここで確実にアーセナルの攻撃の時間を途絶えさせていたなら、レイナの失点のシーンは無かった。だからレイナを戦犯として吊り上げるのは間違っている。

 ジェラードやホジソンの意図はここに集約されていると思います。

 理由その2
 レイナは肩に負傷を抱えていた

 僕は彼が肩に負傷を抱えていたことを、今日のスポーツナビに掲載されたホジソン監督のコメントを聞くまで知りませんでした。

 監督は
 「想像以上に早く回復してくれた。だが、そのことが悪影響を及ぼしたのかもしれない
  普段の彼ならば防げた失点だったと思う。」

 とレイナがリハビリを怠らず開幕戦に間に合った事に感謝し、同時にレイナの存在価値を評価しています。

 もちろん移籍が囁かれた3選手、ジェラードとトーレス、マスチェラーノが現時点で残留していることも大きいでしょう。

 昨シーズンは開幕前にシャビ・アロンソをレアルに売却し、選手間の緊張が一気に無くなってしまいましたからね。

 僕はこの試合をスポルトのダイジェストで見ましたが
 解説の風間八広が語ったように
 「開幕戦でアーセナルにドローは、悪くない結果だ。」

 ホジソン監督と選手達は、皆前向きに捉えているのだと思います。

 レイナはきっと
 「君は決してひとりじゃない」

 リバプールの伝統の歌詞の暖かさを、今誰よりも感じているのではないでしょうか。 
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お詫びと訂正、そしてレイナの犯したミス

2010-08-17 12:42:42 | 日記
 今回は訂正から始めないといけません。

 「ジャニーズに学ぶ育成と結果の両立」
 の中で、僕は長野パルセイロがユースとジュニアユースを抱えていると書きましたが、

 正解は
 「ジュニアユース」を抱えている
 になります。

 お詫びして訂正します。ご面倒をかけました。

 同時にご指摘いただいたことに感謝します。

 今回僕はミスを犯したわけですが、リバプールのGKのレイナも、終了間際にオウン・ゴールという形で同点ゴールをアーセナルに謙譲してしまいました。

 自分の不手際と失望の表情が、テレビの映像で全世界に伝わってしまう。

 テレビの放映権料は確かに魅力ですが、時にこうして選手や監督のミスや失態を、包み隠さず伝えてしまう残酷さがあることを、僕らは今一度認識しなおす必要がありますね。
 
 レイナは非常に陽気な選手として、イングランドでも祖国スペインでも知られていますが、その彼をもってすら落ち込むこととなった「失点1」

 ただ僕はレイナを庇うジェラード、ホジソン新監督の姿を見て

 「今季のリバプールは、昨シーズンと同じようなリーグ戦の低空飛行は避けられるのではないか」
 と感じています。
 
 勿論開幕戦1試合の消化だけですから、挽回の機会は充分あるということもあるでしょうが、レイナに批判めいたコメントが一切浴びせられていない事を見ると、今季のリバプールは一味違うという感触を感じたのです。
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