塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ジャージから見る世界的流れ

2020-05-12 20:24:41 | 日記
 グローバルとローカルを組み合わせた造語に「グローカル」があります。

 サッカー・ジャージの流れを俯瞰しますと、今後スポンサーに付く際にローカル、グローバル、そしてグローカル、どの視点で契約を結ぶか、過去の契約はどんな形だったのか。

 この点が見えてくるきがします。

 インテル 90年代はアンブロ 80年代はウールシュポルト
 ユヴェントス 90年代、80年代はいずれもカッパ
 ミラン 90年代はロット、80年代はカッパ、アディダス

 イタリアの名門と呼ばれる3クラブを例に挙げてみましたが、少なくとも現在の視点から考慮しても、世界的に名の知れたブランドと契約している印象はありません。

 レアルはアディダスの前はケルメ、ヒュンメル、バルサもナイキの前はカッパ、メイハというように、契約で得られる収入や地元以外のファンにジャージを購入して応援してもらいたい。

 という気すらなかったように思えます。

 しかし、現在はどのクラブもジャージを頻繁にリニューアルし、胸スポンサーを含む収益を選手獲得に還元します。

 特にナイキからアディダスに契約を変更したユヴェントスは、契約見直しで収入が倍になるなど、スポンサー収入は常に大きな柱となります。

 またイタリアを例に出しますが(主観で申し訳ありませんが)

 ナポリ ローカルの代表例 契約先はカッパという地元企業
 ローマ グローカルの代表例 契約先はナイキであり、中期的視野でより多くの収益を目指す米国的発想
 ユヴェントス グローバルの代表例 エンブレムとジャージのデザインを一新し、アリアンツ・スタジアムは自前である

 という3クラブを例にとっても、供給するジャージや展望から思惑が見えてくる気がします。

 ただグローバルを加速させたのは、やはりナイキでありユナイテッド、パリ・サンジェルマン、ドルトムントにアーセナルと一気に有名どころを抑え、自社の強みを理解させた点が大きい。
 
 と僕は勝手に想像しています。
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ジャージと肌着に見られるフィット感

2020-05-12 20:02:44 | 日記
 僕は夏用肌着をグンゼのYGのⅤ首を選ぶことが多いのです。

 実はこのYG、男性誌でよく特集される同じグンゼのSEEKと同じものらしく、グンゼが前者を量販店に、後者を伊勢丹のような紳士服の専門店に卸す、という差別化を図っているそうです。

 同じデザイン、素材で価格がYGの方が圧倒的に購入しやすいと特徴があるので、実にありがたいですね。

 そもそも長野県内でSEEKを扱う店舗は無いのでしょうが。

 ちなみにワコールが手掛ける男性肌着「ブロス」「ワコールメン」も、上記と同じで前者が量販店向け、後者が専門店向けのネームになります。

 このグンゼYGは、体のくびれに沿うようなデザインとなっており、もし着用する人物が太っている、お腹周りを気にしているかたであれば、そのマイナス面を嫌というほど露出する形になっています。

 もしこの肌着を美しく着用したいのであれば、食生活の見直しと適度な運動を考える良い機会になるとさえ思います。

 YGを着用しますと、1998年から2002年にかけてアズーリをサポートしたカッパの伸縮ジャージ

 「コンバット」

 を思い出します。

 トッティ、デルピエロにマルディーニ。

 その容姿が世界中から賞賛されてきたイタリア代表の面々が、カッパが手掛けたタイト「すぎる」ジャージで肉体を結果的に誇示するような形となり、大きな反響を得ました。

 当時のカッパはリーグ1のオセール、ブラジルのグレミオを支援していましたが

 中田英寿が在籍するASローマ
 小野伸二が在籍するフェイエノールト

 の2クラブをサポートしていたこともあり、日本国内でもその需要が大きく高まりました。

 極端に肉体を誇示することはどうかと思いますが、男女問わず美しい男が戦う姿に感銘を受けることは、大きな感動を与えるに違いありません。
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企業にとって終身契約はお得なのか

2020-05-12 19:50:18 | 日記
 サッカーの世界では用具契約の際に終身契約を結ぶ選手がいます。

 日本代表経験者ですとアンブロが遠藤保仁と、アディダスが中村俊輔と終身契約を交わしています。

 バスケットボールの世界でも同様の契約は見られ、ナイキはレブロン・ジェームズと、リーボックはアレン・アイバーソンと契約している一方、アディダスはケビン・ガーネットとの終身契約を途中で見直しています。

 僕が思うのは

 1・引退後の選手には、現役選手と同等の影響力を保持できるものなのか
 2・ならば現役の選手を複数名獲得する方が、良い契約ではないか

 という2点です。

 マイケル・ジョーダンが大学時代、コンバースを履いていたのは所属するノースカロライナ大学自体がコンバースと契約していたために、選手が自由に履く靴を選べなかったためです。

 バスケットボールやフットボールでは同様の措置があり(今でもそうだと思いますが)

 ジョージタウン大学バスケットボール部 ナイキと契約
 ケンタッキー大学バスケットボール部 コンバースと契約
 デユーク大学バスケットボール部 アディダスと契約

 というのが1990年代前半から中期の実例でした。

 日本でも高校サッカーにナイキ、アンダーアーマーやプーマが洒落たデザインでジャージを供給しているのも、ジャージという存在を通じてひとりでも自社の契約選手を増やしたい。

 という気持ちからですよね。

 恐らく、引退した選手を手厚く保護するのは、両親世代を惹きつける要素として最適だからでしょう。

 「中村俊輔のフリーキックは素晴らしかったよ」
 「遠藤保仁は日本代表で通算152試合出場したんだ」

 と語るその材料として、終身契約がある気がします。

 
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