塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

真面目なブランドがヘンテコデザインを見せた瞬間

2023-04-29 21:47:04 | 日記
 前回に続きネクタイの話をしますと、僕はいわゆるブランド品を買います。


 米国 ブルックス・ブラザース
 英国 アルフレッド・ダンヒル
 イタリア エルメネジルド・ゼニア


 他にもブルガリやランヴァンなど多数所持していますが、悩むこともあるんですよ。


 それは上記のような老舗が


 「なんでこんなヘンテコなプリントネクタイを企画したんだろう」 
 「えぐいデザインだ」


 と思うネクタイを見つけたとき、それが僕の予算内である時です。


 つまり真面目で真摯な物作りのブランドが、俺たちは生真面目だけで生きてはいない!!と反旗を翻すくらいの「どぎつさ」「えぐさ」「大胆さ」を露呈したプリント・タイは僕に似合わないのですが、見つけただけで面白くで仕方がないんですよ。


 アシックスが過去に「ゲルマイ」「ジパング」という斬新なスニーカーを提案したときも、多くの方が度肝を抜かれたのですが、それは実直なアシックス「らしからぬ」デザインを見せたからです。


 ナイキがもう廃盤ですがマジスタでミッドカット・スパイクを提案したように、ブランドは需要喚起のために新しいデザインと企画を考える必要があります。


 ロットならばゼロ・グラビティ
 プーマならば左右の配色が異なるトリックス(最近復刻しましたね)
 
 
 というように、へえ、面白いことするなあと消費者が思える企画を出し続けることは困難です。


 だからこそその企業がこんな突飛な事を考えたのか、と思わせた時点でブランド側の勝利(販売数はともかく)と言えるのではないでしょうか。


 今はテレビドラマや映画も、すぐにファンの賛否があがり脚本家と演出家には難しい時代ですが、それはスパイクとジャージのデザインも同じと言えますか。
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実直さで勝負すること

2023-04-29 21:37:09 | 日記
 パリは21世紀の現在でも、ファッションの最先端を歩き、デザイナーにとってのあこがれであり続けています。


 仮にUEFAチャンピオンズ・リーグでパリ・サンジェルマンが優勝すれば、そこに「サッカー」も加わるかもしれませんが、現状サッカーの都はマドリードと言えるのではないでしょうか。


 パリのファッションは


 1・ピエール・カルダン、ジャンポール・ゴルチエ、イブ・サンローランに代表されるデザイナーの存在
 2・エルメス、ゴヤール、カミーユ・フォルネに代表されるメゾンの存在
 3・ベルルッティ、コルテ、マサロに代表される靴職人の存在


 など様々です。


 ギ・ラロッシュやティエリー・ミュグレー、ニナ・ロッチにモーリス・レノマ、そこにはケンゾーも含まれますが、パリに足跡を残してきた存在は、今でも語り継がれています。


 フランス代表の選手たちが着用する公式スーツは、「フランチェスコ・スマルト」による仕立服であり、一着100万円ちかくするはずですが、2018年世界制覇、2022年準優勝というワールドアップの成績を思えば、安い買い物かもしれません。


 シャルベのシャツ
 アルニスのフォレスティエール
 モロー・パリの鞄


 など、パリには名作が多々ありますが、僕はそこに「ランヴァン」を加えたいと思います。


 実はランヴァンのネクタイを僕は数本所持していますが、実に素晴らしい締め心地で上質なシルクを使っています。


 しかし中古価格は劇的に安く、僕としては有難い限りではありますが、もっと高価でも良いとすら感じるのです。


 フランス代表でいえば、ランヴァンはエヌゴロ・カンテや代表引退を決断したウーゴ・ロリスのように、ブランドバリューというよりも実直さの方が評価されているのかもしれません。


 実は今日もランヴァンのネクタイを購入したのですが、それも中古品で550円という破格の値段だったのですが。
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隠れた名品を見つける楽しさ

2023-04-29 21:27:47 | 日記
 皆が憧れる鞄にエルメスの「ケリー」と「バーキン」があります。


 また米国生産を貫き、今でも1万円以内で購入できるLLビーンのトートバッグも知られています。


 一方で日本ブランドでも「吉田カバン」「フジタカ」に代表される鞄は大変な人気で、皮革製品ですと「ソメ」「ココマイスター」「プレリー」「キプリス」などは伝統的な製法で製品を作り続けています。


 ドイツでは「ゴールド・ファイル」が有名ですね。


 1856年創業
 その高品質でドイツ国内だけでなく、日本でも支持を集める
 近年はインターネット販売にも力を注ぐ


 文字通り老舗になります。


 アディダスやプーマ、ウールシュポルトよりも長い歴史を持ち。ドイツを代表する企業として品質の高さを誇示してきました。


 ただ、新品、中古問わずゴールド・ファイルの価格設定は、さほど高くは無いんですよ。


 実は昨日。ゴールド・ファイルのボストンバッグを見つけたのですが(中古品です)、これだけの歴史を持つブランド品にもかかわらず、驚くほど安い金額だったんですね。


 逆に言いますと、メゾンやブランドでは


 まだ知られていない銘柄が多々存在する
 高品質だが価格ははるかに魅力的


 と言う形で、英国ブランドならば皮革製品で知られる「タスティング」がそうかもしれません。


 アスレタのオーヘイ
 ニューバランスの4-4-2


 など、ナイキのマーキュリアルやプーマのフューチャーの影に隠れがちなスパイクは間違いなく存在する。


 だからこそ購入はしなくとも店頭で触れてみるくらいのこと、あってもよいのではないでしょうか。


 隠れた名品は、インターネットの海に隠れてはいない、そんな気がしますから。
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硬い、やわらかいは案外大問題ではないでしょうか

2023-04-28 21:33:44 | 日記
 僕が予備校から大学に通い始めたころから、日本では現在まで続く「クラフト・ジーンズ」が勃興します。


 僕は当時エドウインが版権を所持していた「リー」のジーパン(現在はリー・ジャパンと言う法人)を好んで履きましたし、ラングラーも現在よりは確実に購入しやすい状況でした。


 ヴィンテージ・ウオッシュやストーン・ウオッシュ、そしてワン・ウオッシュとブランドは洗いや中古加工を施すことで、新品の段階から柔らかい履き心地を提案していた一方、エビスやシュガーケーンの愛用者はリジット(未洗い)から履きこんで、慣らしたものです。


 そう、エドウインが「ジャージーズ」と呼ばれる、ジーパンにストレッチ機能を施すまでは、どんなに中古加工を施しても、ジーパンは綿100パーセントでした。


 ボブソンが提案した04(レーヨン)ジーンズ
 テンセルに代表されるドレープがきれいな素材


 もありましたが、ジャージーズほどの定着はありませんでした。


 やはり観念として綿以外の素材がジーパンに用いられることは違和感があったのでしょう。


 プーマが様々な形で「キング・アルティメット」を市場に投入、活性化を希望してもフューチャーとウルトラの方が着用率が高いことも、このジーパンと同じではないでしょうか。


 どんなに素材を吟味しても、キングよりもフューチャーの方が最初から履きやすい
 ウルトラの方がキングよりも軽量化が進んでいるため疲労をため込みにくい


 と言う側面から、プーマ契約選手はキングを好まない気がします。


 伝統あるドニームのジーパンを、老舗ウエアハウスが手がけるように、ハードな品を好むファンは一定数必ずいます。


 そのファンがキングを購入、愛用すればキングは常にプーマの顔である気がしますが。
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リーダーの資質を過去の人気作から学ぶ

2023-04-28 21:16:39 | 日記
 1980年代の週刊初年ジャンプに「銀牙 流れ星 銀」という高橋よしひろ原作の異色漫画が掲載され、大人気だったんです。


 現在は別の媒体で続編となる「ウイザード」というシリーズが掲載されいるようですが、当時はテレビアニメになるほど僕たちを興奮させました。


 どうして異色策かといいますと、主人公は人間ではなく「熊犬」、つまり猟師と共に熊を退治する犬たちの物語なんですよ。


 主人公の熊犬「銀」は、記憶を失い銀が自分の息子であることを忘れている父犬「リキ」と共に、地元奥羽に君臨する大熊「赤カブト」と、その家来を倒すために、全国各地から終結した闘犬たちと戦います。


 銀もリーダーとしての風格を困難の中から身に着けていきますが、劇中ではリキは先天的にリーダーシップを備えた存在として描かれ、全国から終結した猛者たちも初めて対面した場面から感動で心が震える描写が出来てきます。


 犬と人間、そして漫画と言う違いはありますが、リーダーと言うものは


 自分が楽をしてはいけないと考える
 常に凛々しく鼓舞する言動を考える
 末端の兵士たちの命を軽く考えない


 という点は、武将でもサッカー監督でも変わらないと思うのです。


 森保一日本代表監督は常に


 「代表の成績に関しては私に全責任があります」


 と語り続けます。


 イビチャ・オシムは「水を運ぶ人「「各駅停車」など、比喩を持ちいることで選手だけでなく、記者もファンも考えなければ答えは出ないということと伝えてきました。


 一方でフィリップ・トルシエのように、選手を小突く、暴言を吐くという形で蔑ろにし、中村俊輔への扱いは現在でいう「パワー・ハラスメントだ」と当時を振り返る記者がいるほど訝し気な代物でした。


 ヴァイド・ハリルホジッチも強権的と言う印象がありますが、代表監督から資質や個性を学ぶ、と言うことはやぶさかではないと思うのですよね。
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