こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

デューイの言葉

2005-05-02 13:13:00 | 時間
夏至蝉、始動

Fraser, J. T.が編集しているThe Study of Time(1996)の第8巻Dimensions of Time and LifeのなかにあったPragmatism, life, and the politics of time(John J. Stuhr)という章を読んでいたら、デューイの言葉が引用されていた。

The human individual is himself a history, a career, and for this reason his biography can be related only as a temporal event. That which comes later explains the earlier quite as truly as the earlier explains later... Temporal seriality is the very essence, then, of the human individual. (Dewey, 1988 Time and individuality. In Jhon Dewey: The later works, 1925-1953, Vol.14, Carbondale, IL: Southern Illinois University Press, p.102)

含蓄のある言葉だ。このTime and individualityという論文を読んでみたいと思った。

学校開放

2005-05-02 02:27:37 | 希望
30日の土曜日はOpendeurdag(open door day)だった。いつもしっかりと閉じられていて部外者は中に入れない市内の小中高校のドアが開かれ、自由に見学できる一日だ。

Oudemarkt(old marketという名前の広場)に面しているCollege van de H.Drievuldigheid(1657-1659)のなかに入ってみた。門を入ると、コの字型の3階建ての校舎がある。いくつか教室を見て回った。結構大勢の人が見に来ている。数人の見学者に一人の教師がついて、いろいろと説明をしている。学校の教育内容を紹介しているのだと思う。

見学を終えて、正面の入り口の写真を撮った。正面に掲げられている横断幕には、The future is a serious matter. というGeorge Gordon Byronの言葉が書かれている。その右に掛かっているのは、ドイツ軍の空襲で破壊されたときの写真。ここ以外にも、市庁舎や警察署などにも、空襲を受けたときの写真が掛かっていた。歴史を忘れず、未来を目指す生き方が、こうしたデコレーション一つのなかにも強く感じられた。

College van de H.Drievuldigheidは古い歴史をもつが、1950年に再建された。