1945年5月8日、第二次世界大戦でドイツが無条件降伏した。今年で60周年になる。ロシアでも記念の集会が開かれるとニュースで報じていた。
昨晩、ベルギーのフランス語放送局RTL-TV1でヒトラーのドキュメンタリーをやっていた。これも60周年に関係していているかもしれない。街角でやせ衰えて横たわる人々、山荘で談笑するヒトラー、強制収容所の遺体の山、陸上競技場に集まった大勢の市民、そして、その貴賓席に座り歓声に応えるヒットラー。チャンネルを回しているうちに偶然見つけた番組だったが、最後までずっと見続けた。事実には、人を引きつける力がある。
それが終わると、次に、映画『ヒトラー』が始まった。ヒトラーの子ども時代から第一次世界大戦での従軍、ナチ党への入党、クーデターの失敗、そして、裁判を経て、ナチ党を合法政党として出発させるまでの前半部分だった。副題が、La naissance du mal(悪の誕生)。フランス語の映画で台詞はわからなかったが、歴史を追った展開でわかりやすく、主役の俳優がヒトラーにそっくりなこともあって、最後まで見ていた。この映画を放送するのも、事実を伝えようとする意図があるからだろう。
そう言えば、去年の8月、北京で開かれた国際心理学会議の期間中、宿泊していたホテルでテレビをつけると、早朝に、満州開拓時代のドキュメンタリーを連続して放送していた。解説やインタビューはもちろん中国語で全く理解できないが、映像を見ているだけで日本が満州でおこなったことの意味がよくわかるような内容に構成されていた。
日本でも8月15日になると、終戦の記念式典が開かれ、テレビでその様子が紹介される。今年は60周年。戦争の被害と加害の真実を伝えるようなドキュメンタリーをラインアップして放送してはどうだろうか。そうした番組は、その映像を見た人々の心に響くものになるに違いないと思う。そして、今の状況下で、そうした番組放送が強く求められていると思う。
イギリスでも、次のドキュメンタリーの放送予定がある。
BBC2 5月7日19時35分~20時25分(GMT) The Nazis: A warning from history
昨晩、ベルギーのフランス語放送局RTL-TV1でヒトラーのドキュメンタリーをやっていた。これも60周年に関係していているかもしれない。街角でやせ衰えて横たわる人々、山荘で談笑するヒトラー、強制収容所の遺体の山、陸上競技場に集まった大勢の市民、そして、その貴賓席に座り歓声に応えるヒットラー。チャンネルを回しているうちに偶然見つけた番組だったが、最後までずっと見続けた。事実には、人を引きつける力がある。
それが終わると、次に、映画『ヒトラー』が始まった。ヒトラーの子ども時代から第一次世界大戦での従軍、ナチ党への入党、クーデターの失敗、そして、裁判を経て、ナチ党を合法政党として出発させるまでの前半部分だった。副題が、La naissance du mal(悪の誕生)。フランス語の映画で台詞はわからなかったが、歴史を追った展開でわかりやすく、主役の俳優がヒトラーにそっくりなこともあって、最後まで見ていた。この映画を放送するのも、事実を伝えようとする意図があるからだろう。
そう言えば、去年の8月、北京で開かれた国際心理学会議の期間中、宿泊していたホテルでテレビをつけると、早朝に、満州開拓時代のドキュメンタリーを連続して放送していた。解説やインタビューはもちろん中国語で全く理解できないが、映像を見ているだけで日本が満州でおこなったことの意味がよくわかるような内容に構成されていた。
日本でも8月15日になると、終戦の記念式典が開かれ、テレビでその様子が紹介される。今年は60周年。戦争の被害と加害の真実を伝えるようなドキュメンタリーをラインアップして放送してはどうだろうか。そうした番組は、その映像を見た人々の心に響くものになるに違いないと思う。そして、今の状況下で、そうした番組放送が強く求められていると思う。
イギリスでも、次のドキュメンタリーの放送予定がある。
BBC2 5月7日19時35分~20時25分(GMT) The Nazis: A warning from history