こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

明日は必ず来る

2005-05-18 03:09:33 | 希望
asahi.com: 三島賞に鹿島田氏、山本賞に荻原、垣根両氏 - 文化・芸能

『明日の記憶』(萩原浩)は、若年性アルツハイマーが主人公。

『君たちに明日はない』(垣根涼介)は、「首切り屋」(退職勧告)が主人公。

どちらも未読。読者評を読む限りにおいて、テーマとは裏腹に、読後に希望のもてる内容らしい。こうした本が受賞するのは、時代が希望を求めているからだと思う。明日は必ず来る。

名前 アイデンティティ

2005-05-18 02:59:21 | 自己
asahi.com: ドイツ人と結婚したら…、名前はどうなるの? - ドイツ年特集

上の記事で、ドイツ人男性と結婚した鈴木晶子さんが、結婚後の姓の登録の4つの選択肢について紹介している。ベルギーでも、配偶者の姓と旧姓を並べて使っている人が多い。前に家族といっしょに来たときに、住民登録をする際に、家内の旧姓を聞かれて「あれ?」と思った。結婚後に姓を変更しても、市役所の登録は旧姓でおこなうようだ。

名前というのは、自分のアイデンティティの拠り所である。エリクソンがアメリカに渡るときに、エリク・ホーンブルガーからエリク・ホーンブルガー・エリクソンに名前を変えた所以について、鑪幹八郎著『アイデンティティの心理学』(講談社現代新書)で紹介されている。アイデンティティ理論を作りだしたエリクソン自身が自分の名前にこだわったエピソードは、人の生き方と理論創造との密接な関連性を示す一例として興味深い。

このブログでも、自分の名前を間違われたことを書いた。私の名前はManubu?先々週、無事に受け取ったルーヴァン市のIDカードの名前はきちんとManabuになっていた。これで一安心。