先日、日本人4人とベルギー人2人で食事をしていたときの話。オランダ語、英語、日本語が飛び交うなかでの一幕。
ベルギーと日本の文化的な差異が話題になった。「文化」という日本語が、日本人同士の会話で飛び交う。すると、ベルギー人の一人が、怪訝そうな顔をする。なぜ?オランダ語でブンカ(bunker)とは、防空壕のこと。cultureの話をしていたはずなのに、防空壕が出てくれば、変だと思うのも当然。日本語の全くわからない彼女が、「防空壕」という言葉だけは耳に入ったというわけだ(辞書で調べると、bunkerはブンカァと発音し、ゴルフのバンカーの意味でもある)。
水道の蛇口をカランと言う。これはもともとの日本語ではなく、オランダ語のKraanが原語。博多どんたくも、Donderdag(木曜日)から来ている。
日本語で、「ある程度」という。オランダ語で、よく似た発音の言葉がある。altijd(アルテイト)。日本語だと、「ある程度」なのに、オランダ語だと「いつも」になる。言葉というのは面白いなと思う。
■tijdは時間の意味。英語で潮を表すtideと語源が同じなのだと思う。古英語のtid(時)はtime(潮時)である。潮の満ち引きで、人は時間を感じていたのだろう。
ベルギーと日本の文化的な差異が話題になった。「文化」という日本語が、日本人同士の会話で飛び交う。すると、ベルギー人の一人が、怪訝そうな顔をする。なぜ?オランダ語でブンカ(bunker)とは、防空壕のこと。cultureの話をしていたはずなのに、防空壕が出てくれば、変だと思うのも当然。日本語の全くわからない彼女が、「防空壕」という言葉だけは耳に入ったというわけだ(辞書で調べると、bunkerはブンカァと発音し、ゴルフのバンカーの意味でもある)。
水道の蛇口をカランと言う。これはもともとの日本語ではなく、オランダ語のKraanが原語。博多どんたくも、Donderdag(木曜日)から来ている。
日本語で、「ある程度」という。オランダ語で、よく似た発音の言葉がある。altijd(アルテイト)。日本語だと、「ある程度」なのに、オランダ語だと「いつも」になる。言葉というのは面白いなと思う。
■tijdは時間の意味。英語で潮を表すtideと語源が同じなのだと思う。古英語のtid(時)はtime(潮時)である。潮の満ち引きで、人は時間を感じていたのだろう。