はじめまして、村上暢といいます。
今月、宝島社より『ホテル・カリフォルニアの殺人』を発表し、小説家としてデビューしました。
ということで、作品のPRもかねて、ブログを開設。これから、作品の内容紹介などしていきたいと思います。
まず、デビューの経緯について。
この作品は、宝島社が主催している『このミステリーがすごい!』大賞という賞の「超隠し玉」という企画で出版されたものです。
この賞は、『このミス』大賞と通称され、これまでに『四日間の奇跡』、『チーム・バチスタの栄光』、『さよならドビュッシー』など、ヒット作を多く出してきた新人賞。先ごろ直木賞を受賞された東山彰良さんも、ここの出身です(ものすごい偶然ですが、東山さんは私と同じ市に住んでおられます)。
そして、『このミス』大賞のユニークな企画として知られているのが、「隠し玉」。
「隠し玉」とは、最終選考に残ったものの、受賞にはいたらず……という作品を、編集部が拾い上げて出版するというもので、毎年、1、2名が隠し玉としてデビューしています。この隠し玉からもヒットは出ていて、とりわけ『タレーラン』シリーズの岡崎琢磨さんや、『死亡フラグ』の七尾与史さんが有名ですね。
この「隠し玉」の拡張版として出てきたのが、今回の「超隠し玉」です。
『このミス』大賞15周年の記念として、過去の応募作のなかから数点を選び、出版するという太っ腹な企画。これによって、数年前に候補となっていた私の応募作が出版していただけることになりました。ありがたいかぎりです。
「超隠し玉」は、全部で三作。
田中静人さんの『陽気な死体は、ぼくの知らない空を見ていた』
春畑行成さんの『僕が殺された未来』
そして、私の『ホテル・カリフォルニアの殺人』です。
ぜひ、みなさんに読んでいただきたい。
アマゾンなどネット通販でも購入できますし、大手コンビニのネットサービスで注文して店舗で受け取りといったこともできるようです。
よろしくお願いします(できればアマゾンは新品のほうで……)