111歳のミイラ化した遺体が見つかったと思うと今度は113歳が住んでいることになっていて、実は住んでいなかった。
行政当局が、あわてて、100歳以上の方の生存確認はじめた。なんと18人も行方不明が出てきた。
死亡届が出ていなければ生存していることになる。113歳の方と同居しているはずの方は、弟の家にいるはずだといい、弟を探し当てて尋ねたら50年も逢っていないという。113歳の方には遺族年金がズウット振り込まれていたという。口座がなければ振込みも出来ないのだ。
とても不思議な話です。普通、家にいて行方が分からなくなれば、捜索願いが出るはずだけれど、それも出されていない。たとえば、弟の所へ行くと言うことなら、何時行ったのかも分かるはずだし、自分の親なら心配するのが当たり前で、連絡を取り合うはずだ。
こんなケースがいくつも出てきた。分からない理由が分からないし、捜査願いも出されないことも不思議だ。
とっても嫌な想像が出る。多くの場合、年金をもらっていた人のはずです。死亡届を出さなければ年金が入る。思いたくないけれど、そんなきっかけがあったかもしれない。
これは平成の姥捨てじゃ無いのか。若い世代の育児放棄だとか、子供の虐待が報道されていて、やりきれない思いをしているが、これもまたやりきれない思いだ。
確かに、訪問して逢わせて欲しいと言っても断られればどうしようもない。子供の虐待でも同じようなことがある。場合によっては強制できる制度が必要なのかもしれない。