手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

米・中・ソ連 三国が競って軍備拡大を続ける

2015-08-27 19:05:42 | 政治
 アメリカを中心とする民主主義諸国。それに中・ソ二大国家が目に見えない対立の構図があるのだろうか。目に見えて軍備拡張をエスカレートしてといるのが中国のように思われる。目には見えなくても米・ソも同じだと思う。

 今世界大戦が起きれば地球崩壊みたいなことになるのだろうから、そんな大戦争は想定できないけれど、ソ連がウクライナでやったこともソ連という大国の巨大軍事力の背景があって出来たのだと思う。また、尖閣列島についても、日米同盟がなければもう中国に占領されているかもしれない。戦争という形を取らなくても、背後に持つ巨大軍事力にものを言わせ漁民などを大挙動員し、それに対する日本の海上保安庁の巡視船などを自国民を守るという口実で実力行使に出てくることが考えられる。

 アメリカが日本や韓国から撤退していくと海上、空中の権益も一方的に冒される危険性がある。特に中国の反日教育は見逃すことはできない。

 核の廃絶も今や保有国が多くなってきているだけに、三国が率先して廃絶に向かえない現実がある。

 日本の憲法9条は素晴らしいもので、世界に誇れるのだけれど、これをかかげて世界平和実現の先頭に立つことができない。

 9条があるからといって世界から信頼され、攻撃を受けない保証にならない。それをかざして言うためには、まず日米安保を廃棄することから始めなければならない。アメリカが日米安保を廃棄して、アジアから手を引くとすれば、緊張が緩和され中、ソの軍備拡大も収まるかというとそんな保障はどこにもない。

 三国の緊張関係だけでなく、中東の紛争は世界に広がる可能性を秘めていて、これも緊張持続を強いる原因になっていると思う。

 こんな中で、アメリカが日本に期待することは、9条を廃止してアメリカと同じ行動をとることであることは疑えないように思う。そんな思惑が誰の目にも映るのだから、集団的自衛権がもめるのも当然のことだ。沖縄の問題もアメリカがやってきたと同じ重さの日本の軍事力がなければアメリカは引くことが出来ない。沖縄の人たちもみな9条を廃止して戦前並みの軍事力を持ち、アメリカに出て行ってもらうなんてことは絶対に言えない。今辺野古問題がとん挫しているが、世界の緊張状況から見て、地理的にもアメリカは引けないところがあるように思える。

 日本が世界で一番平和を主張出来る国だと思う。しかし、それをさせない状況を見つめ、9条を死守しつつ世界の情勢に対応するのもやむを得ないのかと思う。
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