明日から9月です。8月と言う言葉にはまだ秋という感じがないけれど、9月となると、秋だ!という感じがでてくる。虫の鳴き声、星の美しさが際立ってくる。
「キリギリス鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしき独りかも寝む」新古今集に入っている歌だが百人一首にも取られていてよく知られている歌だ。ただこの歌の「キリギリス」というのは「鈴虫」なのだそうです。
それはそれとして面白い話を聞きました。私の詩吟のお弟子さんのある方が夜外出して帰宅する途中で「キリギリス」がないていたのでそっと寄ってみたら見つけることができたので、大切に持って帰宅して虫籠に入れて一週間ほど飼っていたそうです。とてもよく鳴いてくれていたといいます。ある日、詩吟の稽古をしていたらお孫さんが真似して声を出したら、お孫さんの声に反応するようにキリギリスが鳴いたのだそうです。そんなことがあって一週間たって庭に放したら、その晩とてもよく外で鳴いているのが聞こえたといいます。そして、次の朝玄関に出てみたら虫かごの上に放したキリギリスが止まっていたというのです。それでまた籠にいれて続けて飼っているという話でした。
その方の言うこと、孫の声が忘れられなくて戻ってきたのじゃないかと思うというのです。
偶然のことかもしれないけれど、小さなお孫さんの高音に仲間と勘違いして反応したキリギリスガその仲間を求めて戻ってきたとすると何とも面白い話となる。キリギリスにも「独りかも寝む」という情念があったのか・・・・。
「キリギリス鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしき独りかも寝む」新古今集に入っている歌だが百人一首にも取られていてよく知られている歌だ。ただこの歌の「キリギリス」というのは「鈴虫」なのだそうです。
それはそれとして面白い話を聞きました。私の詩吟のお弟子さんのある方が夜外出して帰宅する途中で「キリギリス」がないていたのでそっと寄ってみたら見つけることができたので、大切に持って帰宅して虫籠に入れて一週間ほど飼っていたそうです。とてもよく鳴いてくれていたといいます。ある日、詩吟の稽古をしていたらお孫さんが真似して声を出したら、お孫さんの声に反応するようにキリギリスが鳴いたのだそうです。そんなことがあって一週間たって庭に放したら、その晩とてもよく外で鳴いているのが聞こえたといいます。そして、次の朝玄関に出てみたら虫かごの上に放したキリギリスが止まっていたというのです。それでまた籠にいれて続けて飼っているという話でした。
その方の言うこと、孫の声が忘れられなくて戻ってきたのじゃないかと思うというのです。
偶然のことかもしれないけれど、小さなお孫さんの高音に仲間と勘違いして反応したキリギリスガその仲間を求めて戻ってきたとすると何とも面白い話となる。キリギリスにも「独りかも寝む」という情念があったのか・・・・。