今日は15名の参加でした。今月の最高です。最近はこの程度で良しとしなければなりません。詩吟の食わず嫌いが多いのです。実際にやり始めた人は、間もなくはまってしまう面白さがある。ただ、教え方次第ということもある。でもとにかく新しい会員が生まれない、寂しい。
今日は最初「秋思 張謂」先週一度やっていて今日は二度目ですが、先週出なかっ方もいますから、内容を説明しなおしました。吟はいつもの通り、素読、詩文の解説、範吟、一緒に合吟をして、男女各二回づづ 合吟をしてもらい、それから一人づつ 独吟をしてもらいました。予定時間より5分ほど早く終わったので、吟譜に印刷してある白文を取り上げ、七言絶句の構成、一文が、四・三(二+二・一+二)の構成になっていることを話してあげました。勿論、あとの三は(二+一)のこともあることを話してあげました。そしてその単位で譜付けがされることを知ってもらいました。
後半は「夜墨水を下る」をやりました。素読の後、この詩の内容について質問してみました。ほとんど感じ取っているようでした。「墨水」が隅田川であることはとらえてくれていました。起句承句で同じ言葉「金龍」が二度、「江水」「江月」と「江」が二度使われていることなどを指摘し、同じ言葉の繰り返しがここではとても良いリズムを生んでいることを話してあげました。ただ、作詞の基本としては同じ言葉を繰り返すことは避けるべきなのだということを話してあげました。
そのあと秋思と同じ形で進めました。最後は予定通りの時間で終われました。