今日も14名の参加でした。初めての方が一人いらっしゃったのですが、見学だけでやってくれそうにありません。
今日は「平敦盛」「平忠度」をやりました。平敦盛は、前回に続いての二回目です。一応、詩文の内容を確認して、一回り全員に素読をさせてから吟に入りました。とてもみんな上手になっています。初めての人には入る隙間がないような感じになります。
休憩時間に、柿山さんが観世流の謡曲「忠度」の台本を持ってきて私に見せてくれました。一寸目を通しましたら、平家物語の「忠度の最後」とほとんど同じ内容になっていました。
後半「平忠度」をやりました。初めに忠度について話をして、平家の都落ちの折、和歌の師、藤原俊成のところへ一人引き返した話、千載集に「さざなみや」の一首が作者不詳で入れられたこと、それに絡んで謡曲「忠度」が作られたこと、亦 一の谷での、忠度の最後を話してあげました。
一寸時間を使い過ぎたかと思いましたがいつもの時間で終わることができました。