何気なく今日は何日だったかと確認した。10月10日なのだ。10月も10日を過ぎると何時雪が来てもおかしくないのだけれど、季節はまだ中秋です。秋の趣はやはり晩秋です。
「又秋を送る」と嘆くには早い。でも、大雪山は初冠雪をいただいたという。振り返ってみたら昨年11月にひどい咳に苦しめられ、揚句肺炎で3週間の入院をしたのだった。あの肺炎から解放された直後から新型コロナの感染が始まったのだった。お蔭様でコロナにはかからないで来ている。何かあっという間の一年だったように思う。
来年は91歳になるのだ。父が亡くなったのが80歳で、その時、結構長生きしてくれたと思ったりしたのだけれど、その父よりもう10年以上も長く生きてる。生きているだけで、新しいことに挑戦する力もなく、平穏にその日その日が過ぎるのを自分で感心しながら生きている。90年、波風がなかったわけではない。しかし、人に称賛されるような立派なことはできなかった。その時その時自分なりに頑張れるだけ頑張ったつもりでいる。それだけに悔いることはない。
この一月近く、家内と森林公園へ散歩に出かけている。約一時間歩きます。家内が一緒に行くといい、いっしょすることになった。すぐ弱音を吐いて止めると思ったら、なんと私より積極的に散歩にたちむかっている。老い二人、しょぼくれた足取りで、私は酸素ボンベを引っ張りながらの散歩です。考えてみたら、二人で散歩なんて結婚してからしたことがなかったようだ。