手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

福祉センター詩吟

2016-09-06 18:17:48 | 詩吟関係
  前半は「不識庵機山を撃つの図に題す」をやりました。

「鞭声粛々」という言葉はみんな知っています。しかし、意味の分からない人がほとんどです。そして、そんなことに対する説明も一度だけでは覚えてもらえません。

 一度霧、私が先導して素読をやった後、「不識庵」は誰?と質問を投げかけます。これを分かった人は次の「機山」もわかります。上杉謙信が武田信玄に馬上から切りつけ、それを信玄が軍配で受け止める図を高齢者の方はほとんど知っています。 そこを確認してから、川中島の戦いが都合六回あって、此の詩が最初の二行が第六回の戦いの様子で、三・四句が第二回目の戦いだったことを話してあげます。第六回の戦いについて話してあげます。そして、上杉は侵略的な戦いはしなかったこと、そして秀吉に寄って越後から会津に移され、家康によって会津から山形米沢に移されたことも話しておきます。

 今日は参加者が14名だったので、吟の前にそれぞれ素読を一度やってから吟ずる形でやらせました。なかなか上手にできません。やり直した人も何人か出てきました。

 後半は「太田道灌蓑を借るの図に題す」をやりました。「孤鞍雨を衝いて茅茨を叩く」という出だしの意味が分からなければ困りますから、「孤鞍」と「茅茨」の説明をして、内容の説明をします。「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」を知らなかった道灌がその後それを恥じて勉学に励み、大手柄を立てたことに触れてあげて吟に入りました。こんな話をとても喜んでくれるのです。

 あちと二回で5か付き休みが続きます。今日、3月の予定日と、三月からの講師委嘱状を後程届けるとの話でした。
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