The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

酸化マッタリ系のビオ・シャンパーニュとは・・・

2009-05-01 20:51:16 | ワイン
フルートグラスに注がれた瞬間、ミネラリーなトップノートも確認し、
これはラルマンディエ・ベルニエ?と思ったしだいです。

若くして、鼈甲色の色合いで、その味わいには、
マッタリとした熟成感を感じます。

今回初お目見えのシャンパーニュは

NV Champagne Fidele Vouette et Sorbee Extra Brut

このシャンパン・メーカーはもちろんレコルタン・マニュピュランであります。

なんと、かのジャック・セロスを師と仰ぎ、彼に教えを請いながら、
ビオディナミを実践する、若き造り手ベルトラン・ゴートロその人なんですね・・・

『フィデル』とは、この造り手の100%ピノ・ノワールから造りあげた、
いわゆるブラン・ド・ノワール・・・

物の本から拾い読みますと、酵母無添加、樽発酵、亜硫酸はほぼゼロに近く、
樽熟は長く、瓶熟は短めでリリースするそうです・・・
そうそう・・・ドサージュ・ゼロでキッチリ辛口に仕上げるわけです。

まあ、これも一つのチャレンジ・シャンパーニュ!
ワタクシとすれば、マッタリ系は好きなタイプ♪
しかもビオの厭らしさも無く、好感が持てる代物なんですね・・・

このストロークで、この熟成感なのですが、
これがどうメタモするのか、追い求めたい気が致します。

でも、全部あわせても12000本の世界・・・
『フィデル』は手に入れることが出来るのでしょうか?