The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1999 シャルム・シャンベルタン クロード・デュガ

2010-11-16 22:05:41 | ワイン
オテルの前の日に、『ボン・Kラージュ』での『デュガ・ピィ ワイン会』がありましたので、


ココに来て、『クロード・デュガ』と『デュガ・ピィ』のスタイルの違いが、


明確に体感できたわけなんですね・・・


では何所が違うのか?


健全な、凝縮した葡萄の実のみを使用する、手抜きの無さは、ドチラも同じ!


では、その実は完全なるビオではないものの、限りなくそれに近いのも同じ!


ワインを飲んだ第一印象では、『クロード・・・』の方が、遅摘みのイメージがあるのですが、


ジッサイは『デュガ・ピィ』同様に、決して遅摘みではないとの事です・・・


SO2を限りなく抑える手法に加え、フィルターをかけない瓶詰めもその通り!


では、本当は何所が違うのか?


さすれば、ベールに隠された発酵過程しかないでしょう・・・


1999年物の『シャルム・シャンベルタン クロード・デュガ』は、


天空に聳え立つ黒い巨塔『モノリス』の如し・・・


巨大なタンニンに支えられた、詰め込まれた果実がその限界まで垣間見ようとしても、


見届ける事が出来ません!


ある御仁はこのワインを、『我が心のイニシエーション』と言いました・・・


ワタクシにとっては『通過儀礼』ではないものの、むしろ未だ『不認知領域』!


本当の『クロード・デュガ』の完成ステージには、未だお目にかかっていないでしょう、


というのが偽らざる心境なんですね!


恐らく完成形は、我が寿命との競争になることだけは間違いないはず・・・


でも、何時かはお目にかかりたや『クロード・デュガ』の完成ステージ♪


まずは、追い求めてみましょうぞ!


無理でしょうか?