The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

マゾワイエール・シャンベルタン

2010-11-21 18:54:14 | ワイン
シャルム・シャンベルタンとマゾワイエール・シャンベルタンは地図上では区別が付きますが、


ドチラも所有している造り手は、シャルムとして紹介することが多いとのこと・・・


マゾワイエールはシャルムの南にあって、モレ・サン・ドニに接しているわけですが、


シャンベルタンの真下のシャルムに、格段劣っているということではなく、


知名度がそうさせているらしいんですね・・・


ベルナール・デュガーピィも1995年に獲得した『シャルム』と『マゾワイエール』ですが、


『マゾワイエール・シャンベルタン』としてリリースを始めたのは、2004年が最初との事?


畑の面積は僅かに0.3ヘクタール、今回は希少な2006年物の『マゾワイエール』を、


ご相伴に預かったわけであります!


正直いまして、『デュガーピィ』のグラン・クリュは今回で4回目!


1996 マジ・シャンベルタン、1998 シャンベルタン、2006 マジ・シャンベルタン、


そして今回の、2006 マゾワイエール・シャンベルタンとなるわけです!


明らかに『プルミエ・シャンポー』や『エヴォセレ』などの、鮮烈な果実味のダイナミズムではなく、


このマゾワイエールも、他のグラン・クリュの倣いに沿って、


若くしてフィネスと言える、ワインの凪ぎ・・・調和・・・を感じるわけなんですね・・・


もちろん、果実に於いての内実の強さや、奥底に潜むエキスの深遠さ、


そして何よりも、待つことによる劇的なメタモルフォーゼを予感させる凄みを舌で感じ、


この造り手の『マゾワイエール』を、もしチャンスがあれば・・・


あればですが、押さえおくべきと感じております!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


08’はココのみ、のようです!