The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

出ました!『イセハラ』です!

2010-11-18 21:18:02 | ワイン
勝沼の醸造元では買えない代物が、なんでM岡では飲めるのか?


マア、このカラクリは置いといて、いずれ先日の『オテル・・・』に出しました。


ヒョンな事から、出来たこの『イセハラ』は、


今や『アルガブランカ』の宝物のような甲州ワインでして、


ジッサイこの日も、芳しい独特の香気を感じ取る事が出来たんですね・・・


キウイフルーツに蜂蜜かけて、フランベしたような香りとでも言いましょうか?


そして、更に凄いのは、味わいはピュアーで清廉なスタイル・・・


全く雑味のカケラも無いんですね・・・


そして、この香りと味わいは、『年々良くなる、正気に帰る』ってな調子だそうで、


本当にこの2009年物が、これまで最高の香気を放っているとのことです!


『シャトー・パプ・クレマン』とのコラボも決定したそうですが、


まずは、今少しの日本のワインヒートによる認知が必要なのでは?


と思うのは、ワタクシだけでしょうか?

2007 コルトン・シャルルマーニュ マルク・コラン・エ・セ・フィス

2010-11-18 20:43:18 | ワイン
マルク・コラン系のメゾン物の『2007 コルトン・シャルルマーニュ』を、


先日の『オテル・・・』の白のメインで出しました。


『シャサーニュ・モンラッシェ』や『サン・トーバン』近郊では、コラン系だらけになる、


などと揶揄されるほど、近年コランと名の付く造り手が増えてきているようです。


もともとは、『ミッシェル・コラン・ドレジェ』が始まりだったようで、


この造り手のものは、かつて随分ご相伴に預かった事を記憶しております!


『ミッシェル・コラン・ドレジェ』は『マルク・コラン』と『ミッシェル・コラン』に、


袂を分かちます。


『ミッシェル・コラン』からは、二人の息子『フィリップ・コラン』と『ブルノ・コラン』が独立し、


『マルク・コラン』には、ドメーヌの『マルク・コラン・エ・フィス』の他に、


メゾンの『マルク・コラン・エ・セ・フィス』が存在し、今回はこのメゾン物をご相伴に預かりました!


この『コルトン・シャルルマーニュ』はメゾンと言えども、手抜きは一切無く、


見事な出来映えなんですね・・・


華燭は一切排除して、背筋の通った、古武士のような『コルトン・シャルルマーニュ』!


トップは厳しささえ感じる、凝縮したミネラリーな立ち上がりで、


グラスで待ちますと、微かな蜂蜜とバレンシアオレンジ、


加えてイエローチェリーのコンフィのアロマを感じます!


味わいはクリスピーでタイトに締まっており、


時間とともに果実の上に仄かな甘みが乗ってきまして、ヴォリューム感が膨らみます。


それだけで楽しむのもよし、


その日は『フェンネルの茎とアヴォガド・ディップ、海老と蛸のカルパッチョ』と合わせました!



イヴェント続きで、なんともはや・・・

2010-11-18 16:48:06 | ライフ
11月になりまして、当方のワイン会だけでも、持て余しぎみなこの頃ですが、


それに加えて、『デュガーピィ ワイン会』がありまして、


昨晩はボジョレー・ヌーヴォーが解禁され、黒姫山が叩き込みを食らったかのように、


出かけてしまったわけです・・・


ですから、『オテル・・・』も『デュガーピィ・・・』も、ブログ上で報告せにゃならん事項が、


目白押しでして、なんともはや困った物です!


まあ、でも好きだから出かける・・・出かければ飲む・・・


飲んじゃうと楽しい・・・楽しいとお仕事頑張る・・・頑張ればまたワイン♪


てな感じでして、ハツカネズミの回転仕掛けのような塩梅です!


さて、ここでは忘れないうちに、


昨晩(てゆーか今日か?)の『ヌーヴォー解禁』の顛末を書き込みます!


いつもの『キュイジーヌ・・・』の精鋭の皆さんに誘われまして、


夜11時にヌッフ集合!


小一時間、カウントダウン前のイヴェントがありまして、


ワンコの待ての姿勢のごとくに、ビールを飲みつつ解禁待ち!


イトウゾ神父⇒BルヴィルのSチャン⇒ヴァンK-ルのI氏による、


2010年の出来についての一くさりを『そ~なんだ!』と頭に入れます!


そして、2010年11月18日午前0時!


とうとうその時が訪れまして、フレデリック・コサールの『ラ・パン』で乾杯を致しました!


『ラ・パン』レギュラー⇒『ラ・パン』12L⇒ルイ・テット樽⇒マルセル・ラピエール


⇒ドメーヌ・シャサーニュ⇒ルイ・ジャド3Lの順番で飲破!


次第にホールは熱気を帯び、甘酸っぱい香りがホール中に蔓延し、


そして、胃袋がガメイのヴァイオレットに染められる週間の始まりです!


ヌーヴォーは世評のとおり、ミディアムなフルーツで、


濃密さが欠ける分だけ、難しさもない・・・


そして、アロマティックで09’よりもボジョレ・ヌーヴォーらしい代物・・・


『ラ・パン』大瓶は、極めてブルゴーニュを意識した、繊細な逸品、


初めの1杯目は、センシティヴで軽やかな印象でしたが、


中ほどの2杯目は、濃密なエキスが鎌首をもたげ、一味違う世界へ誘ってくれました!


ということで、盛岡の夜・・・


ヌーヴォー行脚は当分続きますので、ヨロシクお願いいたします!