The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

辛い08’で、シャソルネイは大仕事です!

2010-03-28 01:14:21 | ワイン
3月の最後の週末の土曜日は、『魔の三角地帯』も若者でごった返し



ヌッフにお邪魔したのですが、超満員で酒も飲まずに退散いたしました。



その後、系列店の『チャーリーズ・B-』に寄りまして、



ピルスナーに『海老の香草パン粉焼き』と『ネギのアヒージョ』を頂きました。



で、やっぱりワタクシ、ここでもワカモノの熱気に圧倒されまして、



小一時間過した後、小人町のB店に蟄居した次第・・・



そこでご相伴に預かったワインは、08’物の湯気さえ出ている、



シャソルネイのサン・ロマン赤でありました♪



そのサン・ロマンが08’にして、素晴らしい代物だったんですね♪



まずビックリするのは、グラスに注がれた直後の甘い香り、



更には、グラスにネットリと絡みつく、エキス分の涙であったわけです!



予想通り初めからニュージーランドを思わせる、濃密で、目の詰まった味わいは、



トップのハービーなニュアンスと相まって、オセアニアのピノ?



と一瞬グラめいたわけですが、そこは和陰暦30数年のワタクシ、



土俵俵で渾身の粘りで持ち堪え、ボーヌと答えたわけです。



2008 サン・ロマン スー・ロッシュ ドメーヌ・シャソルネイ



フレデリック・コサールが独立を画策していた時に



知人の栽培家がこの地を貸してくれたことが、ドメーヌ・シャソルネイの創立の



キッカケになった事はあまりにも有名ですよね・・・



そして『スー・ロッシュ(岩の下)』の畑名の通り、



そのテロワールにはミネラルが富んでおり、



色調の淡さに相反する強いエキストラクトの濃度と、



目の詰まった果実味ガ楽しめるわけです!



美味しくいただきました♪

ロベール・シュルグの07’AC!

2010-03-27 16:42:49 | ワイン
『ロベール・シュルグ』は1960年創業のヴォーヌ・ロマネの小規模生産者、



03’05’と安定した、見事なブルゴーニュ・ピノ・ノワールを生産しております。



収穫は手作業を基本とし、リュット・レゾネの手法で



あくまでもテロワールの投影を旨としているとのこと・・・



先日KKで07’ACブルをご相伴に預かりました。



そのワインは、ヴィンテージなりのヴィオレットの色合いで照り輝き、



ヴォーヌ・ロマネの大地の風味に黒系果実の凝縮したアロマと



そのアペラシオンの上を行くスパイシーなニュアンスが見つけられます。



05’の驚くべきグリップは無いものの、果実は充分に熟しており



しかも味わいのタッチは優しく、飲み口も思いの他スムーズ!



07’ACとしては満足できうるものでしょう・・・



散々ビールを飲んだ日に、どうしてもブルピノ飲みたいのなら



この辺を開けるのも一興♪


風味の減弱に目をつぶってもらいさえすれば、数日楽しめるワインの一つでしょう!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



07’ACブルはここで↓




スーパー・コスパ・ワイン見つけました!

2010-03-26 22:24:55 | ワイン
濃厚なヴァイオレットの色合いで、



のっけからスパイシーなトップでお出迎え、



少しのグラスのスワーリングでブラッキーなアロマが立ち上がり、



何とも味わいはタンニン・バランスのブルピノを飲んだかのようなんですね・・・



ソコへ持ってきて驚くべき事は、果実が丸く味わいスムーズ!



しかも適切な酸度がフルーツを下支えしております!



こんなに美味しいのに夏目漱石一枚ポッキリだと



このワインをスーパー・コスパと言わずして、何を言う?てな感じです・・・



それは 2007 シラー ヴァン・ド・ペイ・ドック ジョセフ・ロッシュ



ジョセフ・ロッシュはブルゴーニュはニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置く、



1832年創立の由緒正しいネゴシアンとの事・・・



このメゾンは南仏ラングドックで5つの品種のヴァン・ド・ペイを造っているらしい


コレは何たって究極のデイリー候補!



コレを見つけたKKさんには驚きを隠せませんです、ハイ!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

07’シラーはここがお徳↓




マッサーウオ、在来線に乗る!

2010-03-25 16:07:51 | ライフ
ワタクシ1981年に盛岡に帰ってきまして、



しかも、飯岡近郊で開業していながら、



在来線の岩手飯岡駅から乗車したのは初めての事なんですね・・・



で、ここから花巻駅まで約30分、



あたかも満員の通勤列車のような車両に乗り込みまして、



『食楽』のイタリアン特集なぞ眺めながら、トアルお祝いの会へ向かったわけです。



向かった先は『山ノ神温泉』の『K迎館』!



当方の『オテル・・・』の常連にして『ブルーJ』のオーナー、



高橋Mサル君の花巻『ブルーJプリュス』の新装開店の祝賀会にお邪魔を致しました。



ひょっとしたら、ワタクシなどは場違いで、知り合いもいないのでは・・・



と心配しておったのですが、イタイタ、居りました♪



本人たちの名誉のために、ここでは名前を伏せさせていただきますが、



物凄く濃厚な、キャラクターの強すぎのワインヒートたち数名が・・・



で、午後7時過ぎから9時半まで、濃厚な皆さんと先ずは祝杯を挙げ、



マサR君ご夫妻にはお祝いを申し上げ、ワタクシは来た通りの手順で、



盛岡まで帰った次第・・・



ここで一つ分かったことは、



盛岡のアラ・サーティーも頑張っているんだなということ・・・



帰りの道すがら、20数年前の事を思い出し出し、



窓の外を流れる田園に点在する家の光を眺めておりました。

カッペッラーノのバルベラ・ガブッティ!

2010-03-23 21:33:21 | ワイン
白のトカイ・フリウラーノでは散々な目にあいましたが、



次に出てきたワインは、最初の一嗅ぎ、更には一舐めでコレだと確信できました。



土っぽい風味に、ダークな赤系果実のアロマを感じ、



微かなオレンジ更にはマオタイ酒のニュアンスをも見つけられる・・・



そしてフルーツは骨格堅固なのですが、全体的にはバランスがよく



エレガンスをも持ち合わせております。



ですから「微妙なタンニンを持ったブルゴーニュのあじわい」のワインなんですね・・・



この感じは北部のイタリア・・・



それもドルチェットでは優し過ぎるし、ネッビオーロでは僅かに外交的過ぎます。



てことは、相当な造り手のバルベラ!で落ち着きました!!



正解は 2004 バルベラ・ダルバ ガブッティ カッペッラーノ



カッペッラーノは古典派バローロの数少ない造り手でしたが



昨年とうとう当主のテオドール・カッペッラーノが逝去したとのこと・・・



ガブッティはバローロの単一畑で、このバルベラはこのバローロ畑で造られたもの!



ただのバルベラよりは味わいのヴォリュームと余韻に勝り



総体的なバランスに優れているようです。



モシ見つけたら、押さえておくべきバルベラでしょう!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


06’バルベラ・ガブッティはここから購入できます!