【食】オニカサゴのしゃぶしゃぶ

野毛屋さんへの平日マダイ釣行は、またもやオデコで持ち帰りはオニカサゴのみ。

でも、型が良いオニは嬉しい大物ゲストだから味わうのが楽しみですよ。

(つぶらな瞳がチャームポイント。)

久し振りのオニカサゴを味わい尽くすには鍋が一番。

1匹だとしゃぶしゃぶが良かろう。

4人では足らないかもと市販のマダイのつくねを購入した。

マダイが獲れていたらオニしゃぶとタイしゃぶだったろうに。

(そこそこ取れた。)

今回は水曜日釣行だったから日曜日まで4日間身を寝かせることが出来た。

いつもの週末釣行だと1日しか寝かせられないから、今回の方がダンチに旨味が強い。

下ろした身の欠片を口にしただけでも分かりますよ。

(煮込み中。)

昆布とオニカサゴのアラだけで出汁取りし、具材をグツグツ煮込む。

その間のお楽しみはオニのキモイ湯引きね。

(これね。)

オニカサゴの肝と胃の湯引き。

ポン酢でいただきます。

肝のねっとりのコクと胃袋のコリコリ食感が良いのよ。

釣らねば食べられない品ですぜ。

(頭半分。)

鍋が煮えたらポン酢でいく。

フグよりも出汁の色が濃く、とろみがあるように思えるのはコラーゲンかな。

大きな頭は自分と長男が、カマはかみさんと次男がいく。

モッチリした頬肉、プルプルの唇や目の周りが堪らんね。

皆、旨っ！と唸る。

夢中でアラをしゃぶりますよ。

(プリプリね。)

具材が減ってスペースが出来たら皮付きの切り身をしゃぶしゃぶする。

薄く切ってもプリプリの身はフグとはまた違う趣。

皆でしゃぶしゃぶしまくり、あっと言う間に消滅しましたよ。

(堪らん。)

〆はラーメン。

別茹でした中華麺に鍋のスープを注ぎ、塩・胡椒で味付ける。

この出汁が素晴らしい。

旨味たっぷりでも優しくてあっさりしているのは魚介出汁ならでは。

市販の鍋スープなど、遠く及ばないのではあるまいか。

(あくまで個人の感想です。)

毎度子供らが競うようにかっさらって完食。

フグとはまた違った高い満足感、多幸感。

冬のオニカサゴは嬉しいな。

また釣りたいな。

🐡