東京電力・福島原発の放射能汚染水の海中投棄は、絶対阻止すべし。
世界の海洋は今のところ人類の活動がもたらした結果を自力で処理できる状態にあるようだ。
福島第1原発事故のような事態でさえ、太平洋の「健康状態」には深刻な脅威とはならなかった。
世界海洋デーの6月8日、多くの国の海洋学者たちはこの事実を再度確認している。
地球の70%を覆う世界の海洋はこの惑星にとっては生命体の源となる存在だ。ウラジオストックにある太平洋地理学研究所のヴィクトル・オクリチェフ所長は、人類にとって海洋のもたらす意味について次のように語る。
「海は地球の気候を形作る上で重要な役割を果たし、豊かな資源を懐にはぐくむ存在である。
地球のあらゆる国家の生命に影響を与えており、海の豊かな資源なしには存在し得ない国もある」。
太平洋はその中でも最も荒々しい存在だ。
太平洋は、世界の海洋の半分以上の水が集中する地球上最大の海洋だが、荒々しい海が「穏やか」な名を受けたのは、名付け親である中世の航海者マゼランが世界一周の旅でこの海を渡ったとき、一度も嵐に会わなかったことに起因する。
海洋は大きなセルフコントロール・システムを有する。
人類にとっては幸いなことに、福島の原発事故のような恐ろしい大規模な技術災害が起きた後でさえ、海は放射性物質を浄化できている。
事故の結果、太平洋には何千トンもの放射性物質が海に流れ込み、魚介類が汚染され深刻な被害が出るのではないかと懸念する予測が多くなされた。これについてオクリチェフ所長は、人類に直接的な脅威となるものはないとしてさらに次のように語る。
「世界の海洋には2つの巨大な、地球規模的な海流が存在している。
ひとつが大西洋のメキシコ湾流であり、もうひとつが太平洋の黒潮だ。
これらの海流は流れの距離も非常に長く、生物学的にも植物学的にも多様な生命体を内包している。
黒潮は流れの深さも1キロメートルをくだらない。
日本の海岸から東にまっすぐアメリカ、メキシコ、カナダを目指して流れており、あまりにも多量な水の流れの中では、流出した放射能物質も大海の一滴に等しい。
毎秒1立方キロメートルという速さですべてが一気に何千キロメートルもの距離を押し流されていくので、浄化作用が上手に働く」
こうした海の作用から放射能物質の恐れはないものの、世界の研究者たちは日本が福島の原発事故のデーター及びその事故処理、正常化へのプログラムを完全に開示することを待っている。
海は太古の昔から誠実な人類の友であり続けている。そうした海に人類ができることは、汚さないよう配慮することだけである。
素材 「ロシアの声」 サハリンマン
付随コメント
東京電力は福島原発での事故に関して大量の放射能汚染水を海に放出する計画である。 東電が「低放射性物質」と発表しているが、事故後の公式発表が正確でないことに今回の件でも「信頼性」をすでに失っている。
原子力保安院も同罪と認めざるを得ない。 我々は、現在の若者に素晴らしい環境を残すのが、責務と考える。
世界の海洋は今のところ人類の活動がもたらした結果を自力で処理できる状態にあるようだ。
福島第1原発事故のような事態でさえ、太平洋の「健康状態」には深刻な脅威とはならなかった。
世界海洋デーの6月8日、多くの国の海洋学者たちはこの事実を再度確認している。
地球の70%を覆う世界の海洋はこの惑星にとっては生命体の源となる存在だ。ウラジオストックにある太平洋地理学研究所のヴィクトル・オクリチェフ所長は、人類にとって海洋のもたらす意味について次のように語る。
「海は地球の気候を形作る上で重要な役割を果たし、豊かな資源を懐にはぐくむ存在である。
地球のあらゆる国家の生命に影響を与えており、海の豊かな資源なしには存在し得ない国もある」。
太平洋はその中でも最も荒々しい存在だ。
太平洋は、世界の海洋の半分以上の水が集中する地球上最大の海洋だが、荒々しい海が「穏やか」な名を受けたのは、名付け親である中世の航海者マゼランが世界一周の旅でこの海を渡ったとき、一度も嵐に会わなかったことに起因する。
海洋は大きなセルフコントロール・システムを有する。
人類にとっては幸いなことに、福島の原発事故のような恐ろしい大規模な技術災害が起きた後でさえ、海は放射性物質を浄化できている。
事故の結果、太平洋には何千トンもの放射性物質が海に流れ込み、魚介類が汚染され深刻な被害が出るのではないかと懸念する予測が多くなされた。これについてオクリチェフ所長は、人類に直接的な脅威となるものはないとしてさらに次のように語る。
「世界の海洋には2つの巨大な、地球規模的な海流が存在している。
ひとつが大西洋のメキシコ湾流であり、もうひとつが太平洋の黒潮だ。
これらの海流は流れの距離も非常に長く、生物学的にも植物学的にも多様な生命体を内包している。
黒潮は流れの深さも1キロメートルをくだらない。
日本の海岸から東にまっすぐアメリカ、メキシコ、カナダを目指して流れており、あまりにも多量な水の流れの中では、流出した放射能物質も大海の一滴に等しい。
毎秒1立方キロメートルという速さですべてが一気に何千キロメートルもの距離を押し流されていくので、浄化作用が上手に働く」
こうした海の作用から放射能物質の恐れはないものの、世界の研究者たちは日本が福島の原発事故のデーター及びその事故処理、正常化へのプログラムを完全に開示することを待っている。
海は太古の昔から誠実な人類の友であり続けている。そうした海に人類ができることは、汚さないよう配慮することだけである。
素材 「ロシアの声」 サハリンマン
付随コメント
東京電力は福島原発での事故に関して大量の放射能汚染水を海に放出する計画である。 東電が「低放射性物質」と発表しているが、事故後の公式発表が正確でないことに今回の件でも「信頼性」をすでに失っている。
原子力保安院も同罪と認めざるを得ない。 我々は、現在の若者に素晴らしい環境を残すのが、責務と考える。