n45-50

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地震予知は可能です 早川正士氏インタビュー 1

2011-06-26 07:20:41 | ロシア・地震予知情報

http://case311.miraikan.jst.go.jp/home/docs/earthquake/1106112028

インタビュー内容は、上記アドレスへアクセス下さい。

*緊急課題* 

地震予知は不可能であるという認識が
 日本では一般的になっています。 しかし、
 電磁気的手法を使用すれば、かなりの精度で地震予知が
 可能なことが明らかになってきています。
 そうした事実を認識して、地震による被害を最小限にするために、
 地震予知に関する研究を国を挙げて推進していくべきです。




地震予知は果たして可能なのでしょうか。  東日本大震災で打ちのめされた私たちは懐疑的になっています。 そんな中、電磁気的手法で過去20年、地震予知の可能性をさぐりつづけてきた電気通信大学の早川正士教授を取材しました。  電磁気的手法では、地震発生前に生じる電波の異常を観測することで、地震の発生を予知します。 地震学の手法とは異なり、地震のメカニズムは考慮しません。  早川氏は、この電磁気的手法を使用することで低コストかつ高精度な地震の短期的予知が可能であり、研究開発を進めていくべきだと訴えます。 3月11日に発生した地震の前兆は、とらえられていたのでしょうか。 また、日本ではなぜ地震予知の成果が上がっていないのか、今後どうすれば良いのかを、伺いました。


 インタビァー 日本科学未来館 志水 克大氏

 本文 「数日間の誤差で地震を予知できるようになった」、と電気通信大学(電通大)名誉教授の早川正士氏(図1)は語る。 これまで、現在の科学では地震の予知はできない、という通説が長い間信じられてきた。従来の説は、地震学者が集まっている文部省(当時)の測地学審議会は、地殻変動測定(地震測定)では地震予知は不可能である、とする報告書を1998年に出していたからだ、と早川氏はその背景を説明する。  権威者が発言するとそれが通説になってしまう、と皮肉っている。  これまでの地震学者からは「今後30年以内にM7クラスの地震が関東にやってくる」という程度の意味のないメッセージしか出てこなかった。  地震予知は長くても1~2週間以内という短期的な予知ではなければ社会的に意味がない。 これまでプレートテクトニクス論というニュートン力学だけで説明するには無理があった。  ニュートン力学に電磁気学、あるいは量子力学でもいい、別の考え方を持ってくれば予知はできないことはない。  昔から地震とナマズの関係は経験的に知られていたが、学問的には誰も研究してこなかった。  1995年の阪神・淡路大震災の前から地震予知を研究してきた早川氏は、電磁気学を利用すれば地震予知ができる、というのである。 そのメカニズムを同氏は、プラスチックの下敷きに例えて、「下敷きを折り曲げていくと、メキメキと音がして、最終的にはパキンと折れてしまう。地震の予知はそのメキメキという音に相当する物理量を測ればできる」と説明する。  コンクリートや壁などの建造物が機械的に壊れ始める時に音波あるいは超音波を出す(アコースティックエミッションという)ためにその音を拾うことは現実に建築構造物の検査に使われている。  早川氏の手法は、これとよく似ている。ただし、検出する物理量は音波ではなく、電磁波である。 地下からの超低周波の電磁波を測る彼の提案してきた手法は2つある。  1つは地下のプレートの歪みによって震源地付近の圧力が上昇するため圧電効果や摩擦電気によって電荷が発生するが、その電荷のミクロな放電によって電磁波を発生するため、そこから出てくる電磁波そのものを測定する。  ただし、電磁波の周波数が高ければ地中内で吸収されるため観測できないが、1Hz以下の超低周波となると観測できるというのである。このため大地震の前兆として、この超低周波の電磁波放射を観測することで地震を予知できるという訳である。  早川氏によれば、1989年のサンフランシスコ大地震*の時も1993年のグアム地震の時も超低周波信号を前兆として観測した。 このためには、電磁波放射の中でも0.01Hz(周期100秒)程度の低い周波数成分を取り出す技術を使う。  通常、地上における電磁波の観測で拾う磁力計からの信号には、超高層(磁気圏や電離圏)における地磁気変動の影響 人間の活動から磁気の影響 その他 があると考えられる。  周期100秒程度の磁力変動に注目して固有値解析したところ、(1)は地磁気活動度指数ときれいな相関を示し、(2)は24時間の周期性を持って昼間が大きく夜間は小さいという人間の活動に対応する結果が得られたとしている。  このため、地磁気の影響は(3)のその他、ということになる。 感想コメント

 先生の研究と北大・藤谷氏との連動でサハリン在住のワーシン氏の「地震予知方法及びその装置」の研究・開発システムを合体する事でよりよい「地震予知」機能が、新たに日本・ロシのとア協調の地震予知システムが構築できるもと考えます。  真の両国民の自然災害からの防波堤を築けると考えます。 その為の予算と研究者らの配備を政府に要望したいと思います。
サハリンマン

コメント
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