ロシア極東・沿海地方のある村の、そう大きくない室内で、朝から夜まで熱心に仕事が続けられている。
若いアニメーターらが「先生」の指導のもと、自分達のアニメフィルムの登場人物を粘土で一心に作っている。
まだ年齢的には若すぎるにもかかわらず、彼らは、演出や、プロデューサー、シナリオ作家として才能を発揮し、ロシアの多くのフェスティバルで賞を獲得、そのうち世界的にも名前が知られるようになるだろと期待されている。
この「ファミリー」アニメスタジオは今から5年前、チャイカ(ロシア語でカモメの意味)夫妻により作られた。
二人が家にアニメスタジオを作ってみようかと思いついたのは、4人の娘達が夢中になって、粘土から様々なものを創り出している姿を見た時だった。
二人は、自分達のアニメスタジオを苗字に引っ掛けて「チャイカ-スタイカ(カモメの群れ)」と名付けた。
「チャイカ」は彼らを「スタイカ(群れの意味)」は彼らの娘達、そしてアニメ作りに喜んで加わっている近所の子供達を意味している。
スタジオは常に楽しく賑やかで、興奮とインスピレーションに包まれている。創造的プロセスが、一分たりともストップすることはない。
子供達は、普通のお茶の時間にも、あれやこれやのプロジェクトについて話し合う。
今日の議題は、新しいアニメのあらすじで、主人公になるのはモルモットの家族だ。若いアニメーターらは、自分達のアニメの主人公のために、粘土をこねて素敵な家具つきの快適な家を作った。
彼らは、窓敷居のところには粘土で作った鉢植えのサボテンまで飾った。
小さなモルモットを作ったのは3歳のアルセーニイ君で、その小さなモルモット達のおじさんを思い付いたのは、彼のお兄さんだった。
このアニメに出てくる主要キャラクターずるギツネを作ったのは、6歳のアレクサンドラさんで、ずるそうな顔に見えるようなディテールにこだわった。
今のところ、子供達がアニメの登場人物を粘土で作り、大人がそれを撮影すると言う役割分担が出来ている。
「ファミリー」スタジオにいるアニメータの中で、特別な教育を受けたものは誰もいない。普通のデジタルカメラ、コンピューター、照明、鏡つきの書斎机があるだけだ。それでも、このスタジオで撮られたアニメフィルムを見て、それらが普通の家で撮られ、粘土でできた登場人物も普通の子供達の手でこねられた物だと言う人はいないだろう。
この5年の間に、子供達が作ったクレイ(ねんど)アニメは、10本以上。彼らが住んでいる村の人々だけでなく、いくつかのフェスティバルで厳しい審査員達も虜にしてきた。
すでにロシア国内では、スタジオ「チャイカ-スタイカ」は知られるようになっており、彼らのクレイ・アニメの上映は成功を収めている。
そしてスタジオは今、その目を国外にも向け、つい最近、新しいプロジェクトが生まれた。それは、世界の様々な民族に伝わる神話や昔話の主人公を粘土で作ってアニメにしようというものだ。
すでにいくつかの神話・伝説が取り上げられ、今子供達は、中国のおとぎ話をもとにクレイ・アニメを作っている。このプロジェクトが完了すれば、国外のアニメファンも作品を楽しむことが出来るだろう。
ファミリー・アニメスタジオ「チャイカ-スタイカ」の代表であるエレーナ・チャイカさんは、自分達の若きアニメーター達に満足している。 彼女は「どのような子供にも創造の芽というものがある。必要なのは、それが育つような条件を作ってあげることだ」と述べている。
ソース ロシアの声
若いアニメーターらが「先生」の指導のもと、自分達のアニメフィルムの登場人物を粘土で一心に作っている。
まだ年齢的には若すぎるにもかかわらず、彼らは、演出や、プロデューサー、シナリオ作家として才能を発揮し、ロシアの多くのフェスティバルで賞を獲得、そのうち世界的にも名前が知られるようになるだろと期待されている。
この「ファミリー」アニメスタジオは今から5年前、チャイカ(ロシア語でカモメの意味)夫妻により作られた。
二人が家にアニメスタジオを作ってみようかと思いついたのは、4人の娘達が夢中になって、粘土から様々なものを創り出している姿を見た時だった。
二人は、自分達のアニメスタジオを苗字に引っ掛けて「チャイカ-スタイカ(カモメの群れ)」と名付けた。
「チャイカ」は彼らを「スタイカ(群れの意味)」は彼らの娘達、そしてアニメ作りに喜んで加わっている近所の子供達を意味している。
スタジオは常に楽しく賑やかで、興奮とインスピレーションに包まれている。創造的プロセスが、一分たりともストップすることはない。
子供達は、普通のお茶の時間にも、あれやこれやのプロジェクトについて話し合う。
今日の議題は、新しいアニメのあらすじで、主人公になるのはモルモットの家族だ。若いアニメーターらは、自分達のアニメの主人公のために、粘土をこねて素敵な家具つきの快適な家を作った。
彼らは、窓敷居のところには粘土で作った鉢植えのサボテンまで飾った。
小さなモルモットを作ったのは3歳のアルセーニイ君で、その小さなモルモット達のおじさんを思い付いたのは、彼のお兄さんだった。
このアニメに出てくる主要キャラクターずるギツネを作ったのは、6歳のアレクサンドラさんで、ずるそうな顔に見えるようなディテールにこだわった。
今のところ、子供達がアニメの登場人物を粘土で作り、大人がそれを撮影すると言う役割分担が出来ている。
「ファミリー」スタジオにいるアニメータの中で、特別な教育を受けたものは誰もいない。普通のデジタルカメラ、コンピューター、照明、鏡つきの書斎机があるだけだ。それでも、このスタジオで撮られたアニメフィルムを見て、それらが普通の家で撮られ、粘土でできた登場人物も普通の子供達の手でこねられた物だと言う人はいないだろう。
この5年の間に、子供達が作ったクレイ(ねんど)アニメは、10本以上。彼らが住んでいる村の人々だけでなく、いくつかのフェスティバルで厳しい審査員達も虜にしてきた。
すでにロシア国内では、スタジオ「チャイカ-スタイカ」は知られるようになっており、彼らのクレイ・アニメの上映は成功を収めている。
そしてスタジオは今、その目を国外にも向け、つい最近、新しいプロジェクトが生まれた。それは、世界の様々な民族に伝わる神話や昔話の主人公を粘土で作ってアニメにしようというものだ。
すでにいくつかの神話・伝説が取り上げられ、今子供達は、中国のおとぎ話をもとにクレイ・アニメを作っている。このプロジェクトが完了すれば、国外のアニメファンも作品を楽しむことが出来るだろう。
ファミリー・アニメスタジオ「チャイカ-スタイカ」の代表であるエレーナ・チャイカさんは、自分達の若きアニメーター達に満足している。 彼女は「どのような子供にも創造の芽というものがある。必要なのは、それが育つような条件を作ってあげることだ」と述べている。
ソース ロシアの声