『暗いところで待ち合わせ』(乙一)を読む。 2010年01月10日 10時51分59秒 | 読書・鑑賞雑感 正月中、乙一の文庫本を読んでいた。 内容は著者あとがきにいうように、「警察に追われている男 (アキヒロ)が目の見えない女性(ミチル)の家にだまって勝手に隠れ 潜んでしまう」というストーリーである。 乙一の作品の孤独な薄暗さみたいな処が好きであるが、この本は「人 に優しい」作品という感じだった。殺人容疑者アキヒロと全盲で一人 暮らしをするミチルが出会う。いやミチルは目が見えず、アキヒロも 隠れて潜 . . . 本文を読む