仮象のサル、或いは人間の終焉。 2011年01月21日 09時49分06秒 | コギト 昼間、電車に乗っていたら、ふと「あ、みんな平等だ」と思った。 電車の中には、会社社長もいれば、裁判官もキャリア官僚もいるの だろう。年金生活者も失業者もいれば、ランドセルの小学生や茶髪 の男女、足の悪い障害者や妊婦、医者や弁護士、教師にヤクザ、 泥棒や人殺しだっていることだろう。 だが、この輸送システムの乗客としては、皆、ただの乗客である。 個別の差異が抹消された、モナドのような単位の存在でしかな . . . 本文を読む