永遠に「電波の届かない場所」ならば いつまでも星空を眺めていたい。
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自閉症論には「心の理論」と呼ばれる用語がある。他者の内心を察知する能力というような意味合いで用いられている。人は普通、相手の身振りや表情などの非言語的な情報、その場の雰囲気などで、他者の内心を推し量るものである。
自閉症スペクトラムにある人々は、「心の理論」がうまく身につかないために、相手の心を掴み損ねてしまうのである。そのために「マインド・ブラインドネス」(バロン=コーエン)とも表される。バ . . . 本文を読む
自閉症者あるいはアスペルガー障害にある人は、「人の心が読めない」とも言われる。
例えば、次の男女の会話を理解できない方はいらっしゃるでしょうか?
女性:私はあなたと別れます。
男性:彼は誰だい?
(サイモン・バロン=コーエン著『自閉症とマインド・ブラインドネス』(青土社)p62 . . . 本文を読む
ジィジの耳の治りが良くない。毎日すっきりしない顔をしている。気管支炎なのか、セキとタンが出るようで、難儀している。龍角散を買って来て、飲むように勧めたら、それは、胃の薬だから要らねぇなどと、首を振る。どうも太田胃散と勘違いしてるらしい。 . . . 本文を読む
昨日(5/12)の朝日新聞の投書欄に、アスペルガー障害当事者の方が意見を寄せていた。障害を個性として受け入れる寛容な社会であって欲しい、というものだった。読んでいて少し引っ掛かったのは、「それほど障害を細分化し、「健常者」と区別することが必要でしょうか。」という個所である。
確かに、広汎性発達障害(PDD)、高機能自閉症、自閉症スペクトラム障害、アスペルガー障害(症候群)、学習障害(LD)、非言 . . . 本文を読む