米国の諜報関係者の話。災厄が本当に大災厄になればなるほど、人は安全と思いたがると聞きました。普通に考えれば、最低でもこのくらいは防御するだろうという事さえしなかったり、ほとんど何もしない場合も多いそうです。本当にこの大災厄が起きている実感が持てないまま進んでいくそうです。もちろん、防御した人と比べて、結果は悲惨なことになります。でも、よくあることなんだよと彼は言います。
押し寄せてくる津波のときに逃げ途中で立ち止まって波をみていた人がいましたよね。ああいう感覚近いのかもしれません。
すすめている土壌調査の感じから言うと、東京の汚染は、チェルノブイリの放射線管理区域並みのところはもちろん出てくる感じでしょう。当時、管理区域にされなかったキエフは、東京並みの汚染か、それより下のレベルの汚染かもしれませんが、そのキエフで子どもたちにとって、若い女性も追い詰められる事態になったのです。病気、出産のトラブルの状況を知ると、東京が大丈夫だと思える感覚が僕には理解できないままです。大災厄は、恐れる事しかありません。それが続いて、どうなるのかは、まだわかりませんが、まずできる限り逃げることしか、僕がおもいつくことはありません。